韓国語を勉強していてつまづきやすいのが、間接話法の「~대요 / ~래요」ではないでしょうか。
この日常会話でもよく使われる「~だそうですよ」「~ですって」という意味の間接話法ですが、見たり聞いたりしたときは意味が理解できるもの、いざ自分が使おうと思うと使い方がよくわからなかったりしますよね。
そこで今回は、間接話法「~대요 / ~래요」の意味と使い方について説明していきます!
しっかり覚えて日常会話で使えるようにしましょう!
当サイトにはプロモーションが含まれます。
「~대요 / ~래요」の本来のかたち
「~대요 / ~래요」は本来、このようなかたちとなっています。
- ~대요:~다고 해요
- ~래요:~라고 해요
「~다고 해요」の다の左側ㄷと해の右側ㅐがくっついて、대になり、~대요と略されているというわけです。
「~라고 해요」も同じように、라の左側と해の右側がくっついて~래요というかたちになっています。
間接話法「~대요 / ~래요」の意味と使い方
間接話法「~대요 / ~래요」は「~だそうです」「~ですって」という意味となり、人から聞いた話をまた別の誰かに話すときに使われます。
~대요の使い方
~대요は形容詞や動詞の語尾に付けて、「~だそうです」「~ですって」という意味で使われます。
오늘 비가 온대요
今日雨が降るそうです
그가 결혼했대요
彼、結婚したそうですよ
친구가 다음달부터 유학을 간대요
友達が来月から留学に行くんですって
語尾の요を取るとパンマル(タメ口)になり、「~だって」という意味になります。
文章の作り方は、
- 動詞パッチムなし:~ㄴ 대요
- 動詞パッチムあり:~는 대요
- 形容詞:~대요
このようになります。
내일 비가 온대요
明日雨が降るそうです
그녀가 의외로 많이 먹는대요
彼女は意外にたくさん食べるそうです
이 요리가 맵대요
この料理が辛いそうです
過去形で「~だったそうです」「~したそうです」と言うときには、そのまま대요を付けます。
어제 비가 왔대요
昨日雨が降ったそうです
그녀가 많이 먹었대요
彼女がたくさん食べたそうです
요리가 매웠대요
料理が辛かったそうです
~래요の使い方
~래요は名詞の語尾に付けて「~だそうです」「~ですって」という意味になります。
그가 도쿄대 학생이래요
彼が東大生だそうです
그녀 엄마가 배우래요
彼女のお母さんが俳優ですって
이게 한국요리래요
これが韓国料理だそうです
文章の作り方は、
- パッチムなしの場合:~래요
- パッチムありの場合:~이래요
このようになります。
~래요は名詞の現在形のみに使われ、過去形になる場合には、
- 過去形パッチムなし:~였대요
- 過去形パッチムあり:~이었대요
となります。
これは、「~래요」の本来の形で考えると理解しやすいと思います。
그가 도쿄대 학생이라고 해요
↓
그가 도쿄대 학생이래요
그가 도쿄대 학생이었다고 해요
↓
그가 도쿄대 학생이었대요
그녀 엄마가 배우라고 해요
↓
그녀 엄마가 배우래요
그녀 엄마가 배우였다고 해요
↓
그녀 엄마가 배우였대요
このように、現在形の場合は「~라고 해요」になりますが、過去形の場合は「~다고 해요」になるので、現在形と過去形で少し異なる言い方になります。
「~대요」「~래요」の違い
「~대요」「~래요」の違いは、前に来るのが動詞・形容詞か名詞の違いです。
名詞の現在形の場合のみ、「~래요」が使われます。
それぞれ意味はまったく同じで、「~だそうです」「~ですって」となります。
間接話法「~대요 / ~래요」の意味と使い方まとめ
間接話法は一見ややこしくも思えますが、
- 動詞パッチムあり:~는 대요
- 動詞パッチムなし:~ㄴ 대요
- 形容詞:~대요
- 名詞現在形:~래요
- 過去形:~대요
これさえ覚えておけば、使い分けもしっかりできます。
特に過去形はすべて「~대요」になるので、簡単ですね。
覚えておくと日常会話でも便利なので、使いながら少しずつ慣れていきましょう!