韓国語で疑問文を作るときは、肯定文にそのまま「?」を付けるだけです。
例えば、「韓国語の勉強をしていますか?」という疑問文を作りたいときは、「韓国語の勉強をしています」という文章の最後に「?」を付けます。
한국어 공부를 하고 있어요?
初心者の頃はこのように疑問文を作ることがほとんどだと思いますが、韓国語の疑問文には語尾が「~나요?」というものもあります。
ではこの「~나요?」は一体、どういうときに使われるのでしょうか?
今回は韓国語の疑問文の語尾「~나요?」の使い方とニュアンスについて、説明していきます。
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「~나요?」の使い方とニュアンス
「~나요?」という語尾表現は、動詞の語幹に付いて柔らかい印象を与えます。
例えば、「準備できましたか?」という疑問文の場合、
준비 됐어요?
準備できましたか?
준비 됐나요?
準備できましたかね?
このように、普通の疑問文よりも丁寧で柔らかいニュアンスになります。
日本語にすると、
- ~ですかね?
- ~なのですか?
という感じ。
「~나요?」の作り方ですが、動詞の語幹にそのままつけます。
- 있다 → 있나요?
- 가다 → 가나요?
- 먹다 → 먹나요?
過去形の場合も同じです。
- 있었다 → 있었나요?
- 갔다 → 갔나요?
- 먹었다 → 먹었나요?
形容詞の場合は「~ㄴ가요」
普通の疑問文よりも丁寧で柔らかい印象になる「~나요?」ですが、この語尾は動詞の場合のみ使われます。
形容詞で場合は語尾が「~ㄴ가요」となります。
한국 요리는 많이 매운가요?
韓国料理はとても辛いのですか?
한국의 겨울은 많이 추운가요?
韓国の冬はとても寒いんですかね?
形容詞の中でも「맛있다」「재미있다」など、語尾が있다・없다の場合には~ㄴ가요」の形ではなく、「~나요?」の形になります。
「~나요?」「~ㄴ가요」のパンマル(タメ口)
「~나요?」「~ㄴ가요」の最後の요を取ると、パンマル(タメ口)になります。
준비 됐나?
準備できたかな?
한국은 추운가?
韓国は寒いのかな?
パンマルになった場合は、「~かな?」「~なのかな?」というニュアンスになります。
また、パンマルの形は独り言のときにも使われます。
조금 부족했나?
ちょっと足りないかな?
걔는 괜찮은가?
あの子、大丈夫かな?
「~나요?」の使い方とニュアンスまとめ
語尾が「~나요?」となる疑問文は、丁寧で柔らかい印象を与えます。
動詞の語幹に付くのが「~나요?」ですが、形容詞の場合には「~ㄴ가요」の形になります。
また、最後の요を取ってパンマルになると、「~かな?」「~なのかな?」という意味になり、独り言にも使われます。
韓国旅行時にも使えるフレーズなので、ぜひ覚えておきましょう!