シズの韓国語 
日常会話やK-POPの歌詞でも耳にする韓国語「～걸」ってどんな意味？
よく聞くけど、使い方やニュアンスがいまいちよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、語尾に付く「～걸」の意味やニュアンスを、初心者にもわかりやすく解説していきます。
この記事さえ読めば、「～걸」の意味や使い方がわかるようになり、すぐに実践でも使えるようになりますよ。
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「～걸」の意味と使い方
語尾に付く韓国語の「～걸」には、このような意味があります。
- 것을の省略形で「～ことを」という意味
- ～だろうという推測
- ～すればよかったという後悔
- ～だもんと軽く反論するとき
- 「～だなぁ」という感嘆表現
それぞれ詳しく解説していきます。
「～ことを」という意味の「～걸」
まず「～걸」は、「～것을」の省略形として、「～ことを」という意味で使われます。
네가 맛있게 먹는 걸 보면 나도 행복해
君が美味しそうに食べているのを見ると、私も幸せだよ
친구가 우는 걸 처음 봤다
友達が泣くのを初めて見た
내가 열심히 하는 걸 아무도 모른다
私が一生懸命やっていることを誰も知らない
このように、「～걸」は「～のを」「～ことを」という意味で使われます。
～だろうという推測の「～걸」
まず、「～걸」は動詞や形容詞に付いて「～だろう」「～のはず」という、推測の意味で使われます。
그는 분명 올걸
彼はきっとくるはず
아이들은 많이 먹을 걸
子どもたちはたくさん食べるだろう
내일이면 그녀는 바쁠걸
明日彼女は忙しいだろう
このように、動詞や形容詞の語尾に付いて「～だろう」「～のはず」という意味になります。
パッチムなしの場合には「～ㄹ걸」、パッチムありの場合には「～을걸」という形になります。
～すればよかったという後悔の「～걸」
「～걸」は動詞に付いて、「～すればよかった」と後悔の意味を表す場合にも使われます。
코로나가 터지기전에 한국에 갈걸
コロナが流行る前に韓国に行けばよかった
진작 다이어트를 할걸
もっと早くダイエットすればよかった
내가 먼저 사과할걸
私が先に謝ればよかった
このように、「～すればよかった」と後悔の意味を表すときにも「～걸」が使われます。
また、後悔の意味で使われる場合には、「～걸 그랬다」の形でもよく使われます。
학생 때 더 열심히 공부할걸 그랬어
学生のときもっと一生懸命勉強していればよかった
～だもんと軽く反論するときの「～걸」
「～걸」は、「～だもん」「～ですもの」と、軽く反論するときにも使われます。
어쩔 수 없는 걸
仕方ないんだもん
많이 먹어도 배가 고픈 걸요
たくさん食べてもお腹が空くんです
나름 일찍 일어나는 걸요
私なりに早起きしてるんですよ
このように、「～だもん」「～なんですよ」と、軽い反論をするときに「～ㄴ/는 걸」の形で使われます。
感嘆表現の「～걸」
「～걸」は、「～だなぁ」「～だね」という感嘆表現としても使われます。
비가 많이 오는 걸
雨がよく降るなぁ
이 움식 맛있는 걸
この食べ物美味しいなぁ
네 말이 맞는 걸
君の言う通りだね
「～걸」の発音と言い方
「～걸」はどんな意味で使われかによって、言い方が少し異なります。
- 「～ことを」という意味：～걸↘
- 「～だろう」という意味：～걸↗
- 「～すればよかった」という意味：～걸↘
- 「～だもん」という意味：～걸↗
- 「～だなぁ」という意味：～걸↗
このように、意味によって語尾が上がったり下がったりします。
また、推測の「～だろう」という意味で使われるとき、後悔の「～すればよかった」という意味で使われる場合、発音が「～껄」となります。
그는 분명 올걸
クヌンプンミョンオｒッコｒ
진작 다이어트를 할걸
チンジャッｋダイオットゥルｒハｒッコｒ
「～걸」の意味と使い方まとめ
日常会話でよく使われる「～걸」は、さまざな意味や使い方があり、その発音や言い方も異なってきます。
また、その形は「～ㄹ/을걸」もしくは「～ㄴ/는 걸」となります。
慣れるまではややこしいですが、使っていると自然にその意味やニュアンスがわかるようになってくるので、どんどん使いながら覚えるようにしましょう！
この表現が使えるようになれば、より韓国人らしい言い回しができるようになりますよ。
