거야ってどういう意味?使い方とニュアンスを解説!

韓国人が日常会話でもよく使う「~거야」という語尾。

K-POPの歌詞にも出てくるこの表現ですが、どういう意味でどういうニュアンスで使われるのか、いまいち理解できないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、韓国語の「거야」の意味と使い方について、解説していきたいと思います!

거야の意味と使い方

語尾に거야が付く韓国語はパンマル(※タメ口)なので、親しい友だちや同級生などと会話するときに使われます。

語尾に거야が付くパターンは2つある

語尾の거야は、「~는 거야」と、「~ㄹ 거야」の2つのパターンで使われます。

「~는 거야」は現在形や現在進行形で使われ、「~ㄹ 거야」は推測や未来形で使われます。

日本語にすると、

  • ~는 거야=~だよ、~してるんだよ
  • ~ㄹ 거야=~するよ、~するはずだよ

となります。

これだけ見てもあまりニュアンスや使い方が分からないと思うので、それぞれ例文を見ていきましょう。

는 거야を使った例文

「~는 거야」は疑問形でよく使われます。

뭐 하는 거야?

何してるの?

어디 가는 거야?

どこに行くの?

뭘 먹는 거야?

何を食べてるの?

普通の疑問文と何が違うのかというと、「~는 거야」を使うと、「一体~なの?」というニュアンスになります。

上の文章でいうと、

  • 뭐 하는 거야?=一体何してるの?
  • 어디 가는 거야?=一体どこへ行くの?
  • 뭘 먹는 거야?=一体何を食べているの?

このようなニュアンスになります。

ㄹ 거야を使った例文

「~ㄹ 거야」は未来や予測で何かを言うときに使われ、「~だよ」「~なはずだよ」という意味になります。

분명 성공할 거야!
きっと成功するよ!

너라면 괜찮알 거야!

あなたなら大丈夫だよ!

그가 도와줄 거야

彼が助けてくれるよ

このように「~ㄹ 거야」は、「~だよ」「~なはずだよ」という意味で使われます。

また、「~ㄹ 거야」は自分の行動に対して「~するつもりだよ」「~するんだ」という意味でも使われます。

내일은 미용실에 갈 거야
明日は美容室に行くよ(行くつもりだよ)

한국어능력시험에서 꼭 6급을 딸 거야!

韓国語能力試験で必ず6級を取ってみせる!

このように、自分の未来の行動についても使われます。

거야の丁寧語と尊敬語

거야はパンマル(タメ口)なので、同級生や親しい友人にしか使えませんが、거야には丁寧語と尊敬語もあります。

  • 거에요=~するんですよ、~するんです
  • 겁니다=~するのでございますよ、~するのでございます
    (※無理やり日本語にしているので少し変な感じですが…)

거에요も겁니다もどちらも敬語ですが、겁니다の方がより丁寧な言葉になります。

ヘヨ体で説明すると、해요と합니다の違いと同じです。

내일은 미용실에 갈 거에요

明日は美容室に行くんですよ

내일은 미용실에 갈 겁니다

明日は美容室に行くのでございます

疑問形になるとき、거야と거에요はそのままの形で語尾に「?」を付ければいいだけですが、겁니다は疑問形の場合、겁니까?となります。

합니다が합니까になるのと同じですね。

거야の変化系거지の意味と使い方

거야が少し変化した、거지という表現もよく使われます。

거지は「~でしょ」「~でしょ?」「~だよね?」というニュアンスになります。

좋아서 하는 거지

好きでやってるんでしょ

내일은 미용실에 갈 거지?

明日は美容院に行くんだよね?

語尾に요をつけると敬語になります。

내일은 미용실에 갈 거지요?

明日は美容室に行くんですよね?

거지요は略して거죠の形でよく使われます。

거야の意味と使い方まとめ

거야のニュアンスと使い方、なんとなく理解できたでしょうか?

意味をまとめると、

  • 는 거야=~するんだよ、~するんだ
  • ㄹ 거야=~するよ、(きっと)~するはずだよ
  • 거야?=~するの?、~なの?
  • 거에요=~するんですよ、~するんです
  • 겁니다=~するのでございます
  • 거에요?=~するんですか?
  • 겁니까?=~するのでございますか?
  • 거지=~だよね、~でしょ
  • 거지?=~だよね?、~でしょ?
  • 거지요(거죠)=~ですよね

このようになります。

最初はなかなかそのニュアンスが理解できないかもしれませんが、そこまで深く考える必要はないですよ。

こういう語尾のニュアンスって頭で理解しようとするものではなく、感覚的に理解できるようになるものです。

韓国ドラマなんかを見ていると、そのうちだんだんとニュアンスを理解できるようになってきます。

私も最初は全然意味がわからなかったのですが、今では感覚的に使い分けられるようになりました。

そんなに難しい表現ではないので、たくさん使いながら覚えいってくださいね!