韓国人の会話でよく聞く韓国語が、「~긴 한데(하는데)」というフレーズ。
このフレーズは少し日本語に訳しづらいので、なかなかそのニュアンスを理解できないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「~긴 한데(하는데)」の意味と使い方について、徹底解説していきます!
「~긴 한데(하는데)」の意味を理解できるようになれば、より韓国人っぽく、自然な韓国語で会話できるようになりますよ。
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「~긴 한데(하는데)」の意味と使い方を徹底解説!(例文付き)
「~긴 한데(하는데)」の意味は、
~ではあるんだけど、~なことは~だけど
となります。
ある事実を認めながらも、別の否定的な意見を述べるときなどに使われます。
「~긴 한데」と「~긴 하는데」は、動詞や形容詞・名詞など、どの品詞に付くかで言い方が変わります。
- 形容詞の場合:~긴 한데
- 動詞の場合:~긴 하는데
- 名詞の場合:~이긴 한데
한식은 맛있긴 한데 저힌텐 좀 매워요
韓国料理はおいしいんだけど、私には少し辛いです
열심히 공부하긴 했는데 자신이 없어요
一生懸命勉強はしましたが、自信がないです
좋은 사람이긴 한데 내 스타일이 아니에요
いい人ではあるんだけど、私のタイプではないです
このように、形容詞・動詞・名詞のどれに付くかによって、それぞれ言い方が少し変わります。
「~긴 한데(하는데)」と似た表現「~긴 하지만」の意味
「~긴 한데(하는데)」と似た表現で、「~긴 하지만」という表現もあります。
술은 마시긴 하지만 집에선 안 마셔요
お酒は飲むことは飲みますが、家では飲みません
한국어능력시험에서 6급을 따긴 했지만 아직 자신이 없어요
韓国語能力試験で6級を取りましたが、まだ自信がありません
「~긴 한데(하는데)」と「~긴 하지만」の意味の違いですが、
「~긴 한데(하는데)」はやわらかい印象で、日常的にカジュアルに使われます。
少し曖昧だったり、ためらいながら逆説を述べるときに使われることが多いです。
一方、「~긴 하지만」は、少しフォーマルで逆説の主張がより明確になり、はっきりした対比」や理由を述べるときに使われます。
「~긴 하지만」は少し堅い印象があるので、日常的には「~긴 한데(하는데)」のほうがよく使われます。
「~긴 한데」と「~ㄴ데」の違い
日本語にすると、ほとんど同じ意味となる「~긴 한데」と「~ㄴ데」ですが、違いは言葉を濁しているか濁していないかです。
説明が少し難しいですが、ニュアンスがまったく異なります。
한식은 맛있는데 매워요
韓国料理は美味しいけど辛いです
한식은 맛있긴 한데 매워요
韓国料理は美味しいことは美味しいけど、辛いです
このように、単純に「~ㄴ데」を使うと否定の意味が強くなりますが、「~긴 한데」を使うと言葉が濁されて少し否定の意味が和らぎます。
相手の意見に同意しながらも、別の意見を述べたり逆説を言う場合によく使われます。
「~긴 한데(하는데)」の意味と使い方まとめ
日常会話でよく使う「~긴 한데(하는데)」は、「~ではあるんだけど」「~なことは~なんだけど」という意味で使われ、言い方は品詞によって変わってきます。
- 形容詞の場合:~긴 한데
- 動詞の場合:~긴 하는데
- 名詞の場合:~이긴 한데
何かを「それはそうなんだけど……」と肯定しつつも、やわらかく逆説を述べたり、曖昧なときに使われます。
그렇긴 한데(それはそうなんだけど)という表現もよく使うので、こちらも一緒に覚えておくと便利ですよ。