韓国語の語尾に付く「~대다」「~거리다」の意味と使い方

韓国語の勉強をしていると、語尾に「~대다」や「~거리다」が付く動詞がよく出てくることに気づきます。

でも、この「~대다」と「~거리다」はどういう意味なのでしょうか?

今回は、「~대다」と「~거리다」の意味と使い方について、説明していきます。

語尾に付く「~대다」「~거리다」の意味と使い方

「~대다」と「~거리다」は、どちらも「しきりに~する」という意味があり、「~대다」は動詞や擬声語に付き、「~거리다」は擬声語や擬態語・副詞について動詞になります。

「~대다」の意味と使い方

「~대다」は動詞の語尾に付き、その動作を激しくするという意味になります。

  • 먹어대다=食べまくる
  • 나대다=出しゃばる
  • 울어대다=泣きまくる
  • 웃어대다=しきりに笑う

このように、動詞のヘヨ体に대다を付けると、その動作をしきりにするという意味になります。

また、擬声語や擬態語に付く場合もあります。

  • 졸졸대다=ちょろちょろ付いて回る
  • 헉헉대다=はぁはぁする
  • 두근대다=ドキドキする
  • 힐끔대다=ちらちら見る

「~거리다」の意味と使い方

「~거리다」は擬声語や擬態語・副詞の語尾に付いて、しきりに何かをする様子を表します。

  • 중얼거리다=ぶつぶつ呟く
  • 두근거리다=ドキドキする
  • 갸웃거리다=しきりに首をかしげる
  • 숙덕거리다=こそこそ話す

중얼거리다や두근거리다は、よく見かけるフレーズなので、覚えておくと便利ですよ。

「~대다」と「~거리다」の違い

しきりに何かをするという意味を持つ「~대다」と「~거리다」ですが、その違いは、

  • ~거리다:単純にその動作をくり返す
  • ~대다:ネガティブな印象あり

このようになっていて、~대다はやたらと激しくその動作が行われ、それが迷惑であったりネガティブな印象を持つ場合があります。

どちらも意味は似ていますが、ニュアンスがまったく異なるという感じ。

理屈で理解するのはなかなか難しいので、韓国ドラマや韓国書籍などで何度も触れ、感覚的に覚えていくしかありません。

韓国語「~대다」と「~거리다」の意味と使い方まとめ

「~대다」と「~거리다」には、どちらも「しきりに~する」という意味があり、「~대다」はネガティブな意味で使われる場合もあります。

「~대다」は会話でもよく使われますが、「~거리다」は文章でよく使われるので、韓国書籍を日頃から読んでいると理解しやすいですよ。

最初は区別や意味の理解が難しいですが、慣れると感覚的に理解できるようになります。

なるべく多くの時間を韓国語に触れるよう、韓国のテレビを観たり本を読んだりすることをおすすめします。