2月は韓国の旧正月설랄がありますが、韓国人の友達と話しているときに私が설날というと、友達が「???」となり、意味が全然通じませんでした。
설날はソルナルではなく、流音化してソルラルという発音になるのですが、そのように発音しているにもかかわらず全く通じない!
韓国はいま설날ですが、설날の発音をソルラルとすると、友達からしきりに「シズの発音は日本語の“空”に聞こえる」と言われ、正しい発音を聞くと、ソルナルだと言われた。설날とそのまま発音すると、「そうそう、それが正しい」と言われたんだけど…
— シズ@韓日翻訳家 (@shizu_shizu33) February 9, 2024
설날は流音化でソルラルになるんじゃないの⁉️
友達は私の発音は日本語の「空」に聞こえると言い、正しい発音を聞くと「ソルナル」だと言う。
설날の発音はソルナルとソルラルとどっちなの!?
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설날の発音が通じなかった理由
落ち着いて考えてみると、私の설날の発音が通じなかった原因がわかりました。
서の発音はソではない
설날をあえてカタカナで書くとソルナルとなりますが、実際には서の発音はソと発音しません。
日本語のソは소であり、서は日本語にはない発音。소は口を縦に開いて発音しますが、서はアの発音と同じような口の開き方になります。
わかりやすくいうと、서はアの口の形でソと発音したときの音。
にもかかわらず、私は설날の설を솔と発音してしまっていたのです。
ㄹパッチムが苦手な日本人
日本人が苦労する韓国語の発音といえば、リウルパッチムㄹです。
そもそも日本語には韓国語のようなパッチムの概念がなく、リウルパッチムㄹは英語のRともLともちょっと違う発音のため、ちゃんと発音しているつもりでもネイティブには伝わっていなかったりする。
私が発音する설날はネイティブの発音とどう違うのかを韓国人の友人に聞いてみたところ、やっぱりリウルパッチムㄹの音が弱いということでした。
つまり、私の설날の発音は、솔라(ソルラ)になっていたということ。
韓国人の友人(※多少日本語がわかる)が「空」に聞こえたというのも無理はないですね…。
설날の発音はソルナルなの?ソルラルなの??
ところで설날の発音はソルナルなのか、ソルラルになるのか、果たしてどっちなのでしょう?
友達に発音してもらったところ、
ゆっくり発音するとソルナル、
普通のスピードで発音するとソルラル
になっていました。
私たち日本人が発音変化を勉強するときには、「流音化はㄹのパッチムの後ろにㄴが来るとㄴがㄹの音になり、ㄴのパッチムの後ろにㄹが来るとㄴがㄹの音になる」と学びますが、ネイティブはそんな法則をいちいち気にして発音していません。
要するにソルナルだと発音しにくいので自然にソルナルになるという感じなのでしょう。
原因がわかれば発音は矯正できる!
私の설날の発音が通じなかった原因がわかったので意識して発音をしてみたところ、「前よりだいぶ良くなった!」と言ってもらえました。
私はㅓとㅗの発音やㅡとㅜの発音をそこまで区別して発音してないのですが、大体の言葉は会話の流れで通じるんですよね。
でもやっぱり相手に「??」という反応をされることもあるので、ネイティブに近づくにはもっともっと練習をしないとですね!
たとえ今は発音が上手にできなくても、練習すれば上手くなるし、ダメな原因がわかれば矯正もできる。
道のりはまだまだ長いですが、やれることから少しずつやっていって、いつかはネイティブのように韓国語を操れるように頑張ります!