韓国語で「会いたい」は보고 싶다になりますが、보다は「見る」という意味の動詞です。
「会う」は「만나다」という動詞がありますが、なぜ「会いたい」というときには보다を使うのでしょうか?
実は보다にも만나다にも「会う」という意味があるのですが、同じ「会う」でも少し意味が違ってきます。
今回は보다と만나다の違いと使い方について、詳しく解説していきます。
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韓国語「보다」と「만나다」の違いと使い方
韓国語の「보다」と「만나다」にはどちらも「会う」という意味がありますが、どのように会うのかが少し違ってきます。
韓国語「보다」の意味と使い方
韓国語の「보다」には「見る」という意味もありますが、その意味のとおり、「一目見る」という意味で使われます。
例えば보다はこのような場合に使われます。
방탄소년단을 한번 보고 싶다
BTSに一度会ってみたい
어제 우연히 역에서 친구를 봤어
昨日偶然、駅で友達に会ったよ
上記のどちらも「一目見る」という意味での「会う」ですよね。
このように韓国語の보다は、「一目見る」「その人の姿を見かける」という意味で使われます。
韓国語「보다」のその他の意味
韓国語の보다には「見る」「会う」以外にもいろんな意味があります。
- 鑑賞する
- 眺める
- 見物する
- 読む
- 世話をする
- 受ける
- 評価する
- ~したことがある
映画や演劇鑑賞するときにも보다が使われ、
漫画などの地よりも絵がメインのものを読むときにも보다が使われ、
子どもの世話をする・面倒を見るというときにも보다が使われ、
먹어 봤어のように「食べたことがあるよ」と「~したことがある」というときにも使われます。
보다には本当にいろんな使い方があるので、これは韓国ドラマを観たり韓国書籍を読んだり、韓国人と会話したりしながら慣れていくしかありません。
韓国語「만나다」の意味と使い方
만나다にも会うという意味がありますが、こちらは「約束して会う」という意味になります。
例えば만나다はこのように使われます。
어제 오랜만에 전 직장 친구를 만나서 많이 이야기를 나눴어요
昨日久しぶりに前の職場の友達に会ってたくさん話をしました。
내일은 영화관에서 만나자!
明日は映画館で待ち合わせしよ!
만나다は何か目的があって誰かに会い、話をしたり遊んだりするときに使います。
会う以外の日本語にするなら「落ち合う」という感じでしょうか。
韓国語「만나다」のその他の意味
「만나다」には「会う」以外にも「出会う」「めぐり合う」「付き合う」という意味もあります。
例えばこのように使われます。
남편 분이랑은 어디서 만났어요?
旦那さんとはどこで出会った(知り合った)のですか?
그 사람은 대학생 때 만났던 전남친이야
あの人は大学のときに付き合っていた元カレだよ
上記以外にも、「幸運に恵まれる」「難題にぶつかる」というときの「恵まれる」「ぶつかる」という意味でも使われたりします。
보고 싶다はよく使うけど만나고 싶다はあまり使わない
「会いたい」というときには大体보고 싶다が使われますが、私たちが会いたいというときは大体「一目見たい」という意味ですよね。
なので約束を取りつけて会うという意味の만나다を使って만나고 싶다というのはあまり使いません。
もちろんまったく使わないわけではないと思いますが、少なくとも私は使ったことがないし、あまり聞いたこともありません。
韓国語の勉強を始めたばかりの頃はどうしても「会う」は만나다が思い浮かぶので間違いそうになりますが、同じ会うでも보다のほうを使うと覚えておきましょう!
自然な韓国語を使えるようになるための勉強法
単語単体で覚えようとすると、どうしても使い方を間違えてしまうときがあります。
なので自然な韓国語を使えるようになるには、単語単体ではなくフレーズで覚えることをおすすめします。
単語の勉強法はまた別の記事で詳しく紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。