韓国語には、さまざまな発音変化があります。
ㄱの音がKになったりGになったり、
パッチムの後ろに母音が来ると音がくっついたり、
ㄱのパッチムの音がンになったり……
でも、こんなにたくさんあって複雑な発音変化を、どうやって覚えればいいのでしょう?
そこで今回は、超簡単な韓国語の発音変化の覚え方をお教えします!
発音変化を覚えると、ネイティブの韓国語が今までよりもっと聞き取れるようになります。
また、韓国語で話すときも相手に伝わりやすくなります。
韓国語での会話が苦手だという人は、発音変化をぜひ覚えてみてください。
会話だけでなく、聞き取りも圧倒的に上達しますよ。
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【超簡単】韓国語の発音変化の覚え方
私は独学で会話もできるようになったし、韓国ドラマも字幕無しで観れるようになりました。
そんな私が、どうやって韓国語の発音変化を覚えたのかというと……
韓国語をアウトプットをすることで覚えました。
発音変化は頭で覚えない
発音変化は、決して頭で覚えてはいけません。
なぜなら、複雑で覚えにくいからです!
私は発音変化について、ちゃんと勉強したことはありません。
それでも発音変化は自然に覚えました。
発音変化を頭で覚えようとしていたら、きっと難しすぎて挫折していたと思います。
そして発音変化は、頭で覚えても実際に聞き取れないと、発音できないと意味がありません。
では、どうすればいいのかというと、韓国語の発音変化は耳で覚えるのです。
韓国語の発音変化は聞いて覚える!
韓国語の発音変化は頭で理解するのではなく、聞いて音で覚える。
これが一番わかりやすいです。
私は単語を覚えるときは、文字だけでなく音(読み方)も一緒に必ず確認して覚えます。
例えば「따뜻하다」という単語を学ぶときは、「ッタットゥッタダ」と読み方も一緒に覚える。
このように、音を覚えていると、発音変化の難しい理屈は知らなくても、聞き取れるし発音もできます。
発音変化は深く考えない
韓国語の発音変化って理解しがたいものも多いですよね?
例えば「便利だ」っていう単語「편리하다」。
これを普通に読むと、「ピョンリハダ」なのに、正しい発音は「ピョrリハダ(펼리하다)」になる。
こういうのを見ると、
え?どういうこと??なんでㄴがㄹになるの???
と疑問が頭に湧きますよね?
でもここで深く考えてしまうと、先に進めません。
だから私もいつも、発音変化については深く考えずに、そういうものなんだーで終わらせています。
発音変化は勉強を続けている自然に覚えられるものなので、特に疑問を持たずに「そういうものなんだ」と思っておくほうがいいですよ。
韓国語の発音変化がよくわかる勉強法
私が自然に韓国語の発音変化を覚えられたのは、発音変化がよくわかる勉強法を取り入れていたからです。
私が実際にやっていた韓国語の発音変化がよくわかる勉強法は、
- K-POPを歌う
- 韓国ドラマでシャドーイングする
この2つです。
①K-POPを歌う
韓国語の発音変化は、聞いて実際に発音しながら理解するのが、一番簡単です。
そして、聞いて発音するという勉強法で一番手軽なのが、K-POPを歌うことです。
私は大好きなBTSの曲やIUの曲を歌いながら、発音変化を覚えました。
あと、韓国語初心者さんにおすすめのK-POPがJ-ustさんの曲です。
曲のテンポがゆっくりで、歌詞に出てくる韓国語も日常でよく使う単語や文法なので、発音変化を勉強するのにピッタリのアーティストさんです。
もちろん、自分の好きな歌手や曲で全然問題ないのですが、K-POPを何度もくり返し歌っていると、自然に発音変化がわかってきます。
このとき大事なのは、歌詞のハングルを読みながら歌うのではなく、聞こえたままに同じ発音で歌うということです。
②韓国ドラマでシャドーイングする
韓国ドラマのセリフをシャドーイングすることも、韓国語の発音変化を理解するのに役立ちます。
私は韓国ドラマのセリフをノートに書き写し、フリガナを打ってシャドーイングをしていました。
韓国ドラマでシャドーイングをしていると、韓国ドラマを字幕なしで観れるくらいリスニング力もアップしますよ。
このときも大事なのは、聞こえたままに発音することです。
最初は全然うまく発音できませんが、続けていると少しずつ発音できるようになっていきます。
そうすると発音変化も感覚的に理解できるようになります。
韓国語の発音変化の法則を簡単に説明!
最後に一応、韓国語の発音変化の法則?規則?を私なりに超簡単に説明します。
①有声音化
まず有声音化というのは、
ㄱの音がKになったりGになったり
ㄷの音かTになったりDになったり
ㅂの音がPになったりBになったり
ㅈの音がCになったりJになったり
このように変化することです。
初心者さんからすると、
가を「カ」って読んだり「ガ」って読んだりするけど、一体どっちなの!?
ってなりますよね。これを簡単に説明すると、
- 先頭に来る場合は濁点が付かない
- 2番目以降に来るときは濁点が付く
기다리다(キダリダ)
=기は先頭なので濁点が付かず「キ」、다は2番目以降に来てるから濁点が付いて「ダ」
②連音化
連音化というのは、パッチムの後ろに母音ㅇが来ると、パッチムと後ろの音がつながる発音変化です。例えば、
연애=ヨネ
본인=ポニン
금연=クミョン
この発音変化を簡単に説明すると、
ㅇを抜いてパッチムと残りをくっつける
どういうことかというと、
연애→여내→ヨネ
본인→보닌→ポニン
금연→그면→クミョン
③激音化
激音化は、パッチム「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅈ」の後ろにㅎが来た場合にパッチムとㅎがつながって激音と呼ばれる「ㅋ」「ㅌ」「ㅍ」「ㅊ」の音に変化することです。例えば、
부딪히다→プディッチダ(부딪치다)
많다→マンッタ(만타)
입학→イッパk(이팍)
これに関しては深く考えず、最初から音だけ覚えちゃいましょう!
④濃音化
濃音化とは、「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」のパッチムの後ろに「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅅ」「ㅈ」の音が来たら「ㄲ」「ㄸ」「ㅃ」「ㅆ」「ㅉ」の音に変化する発音変化です。例えば、
약속→ヤkッソk(약쏙)
입구→イpッグ(입꾸)
닫다→タッダ(닫따)
この発音も、深く考えずに読み方さえ覚えとけばOKです。
⑤鼻音化
鼻音化とは、「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」のパッチムの後ろに「ㄴ」「ㅁ」の音が来ると「ㅇ」「ㄴ」「ㅁ」の音に変化する発音変化のことです。例えば、
국민→グンミン(궁민)
십년→シmニョン(심년)
この発音変化も法則を覚えるより、ただ音で覚えてしまう方が早いです。
⑥流音化
流音化とは、ㄹのパッチムの後ろにㄴが来ると、ㄴがㄹの音になり、ㄴのパッチムの後ろにㄹが来ると、ㄴがㄹの音になる発音変化です。例えば、
일년→イrリョン(일련)
편리하다→ピョrリハダ(펼리하다)
この発音変化、正直私は今まであまり意識していませんでした。
そのまま「イrニョン」「ピョンリハダ」と発音してましたが……特に問題ありませんでしたw
これでも日常会話が問題なく出来て、韓国ドラマも字幕無しで理解できるので、そこまでちゃんと理解してなくても大丈夫みたいです(笑)
⑦ㄴ挿入(ㄴ添加)
ㄴ挿入(ㄴ添加)という発音変化は、パッチムの後ろに「야」「여」「요」「유」「이」が来るとㅇがㄴに変化する発音変化です。例えば、
한여름→ハンニョルm(한녀름)
꽃잎→コンニp(꼰닢))
식용유→シギョンニュ(시굥뉴)
このㄴ挿入(ㄴ添加)については、上で説明した流音化の発音変化とミックスされる単語もあるので、理屈で覚えようとするとかなりややこしい!
だからこれも単純に、単語の読み方をそのまま覚えちゃいましょう!
⑧口蓋音化
口蓋音化とは、パッチム「ㄷ」「ㅌ」の後ろに이が来ると、それぞれ「지」「치」の音になる発音変化です。例えば、
해돋이→ヘドジ(해도지)
같이→カッチ(가치)
これに関しては難しいことは考えずに、
ㄷのパッチムの後ろが이のときは「ジ」、ㅌのパッチムの後ろが이のときは「ッチ」
って読むと覚えとけばOK。
⑨「의」の発音変化
의には3種類の発音「ウィ」「イ」「エ」が存在します。どういう条件で発音が変化するのかというと、
頭文字が의の場合:ウィ
2番目以降に来る場合:イ
~のという助詞として使われる場合:エ
それぞれ単語の例を挙げると、
의외(意外)→ウィウェ
회의(会議)→フェイ
나의(私の)→ナエ
このような発音となります。
助詞として使われている場合の発音はエで統一されているので簡単ですが、単語の場合はウィかイかって結構混乱してしまうので、こればっかりは慣れるしかないかなって思います。
ちなみに「頭文字が의の場合:ウィ」となりますが、最近は「ウ」と発音している韓国人が多いです。
의사(ウサ)의외(ウエ)のように。
⑩「ㅎ」の発音変化
「ㅎ」の発音変化とは、パッチムの後ろにㅎが来ると、ㅎの音が発音されなくなる発音変化です。例えば、
결혼(結婚)→キョロン(겨론)
전화(電話)→チョナ(조나)
변화(変化)→ピョナ(벼나)
また、ㅎのパッチムの後ろにㅇの音が来るときも、ㅎの音がなくなります。
좋아(好き)→チョア(조아)
싫어(嫌い)→シロ(시러)
많다(多い)→マンタ(만다)
この発音変化は慣れちゃえばそんなに難しくはないので、理屈を覚えなくてもひたすらシャドーイングしていれば自然に覚えられます。
韓国語の発音変化の覚え方
韓国語の発音変化って、理屈で覚えようとするとすごくややこしいんですよね(汗)
だから発音変化については覚えようとせず、ただ慣れる。
私もK-POPを歌ったりシャドーイングしたりしながら、自然に覚えて慣れました。
聞き取りも会話も、瞬時にその音を理解したり発音する必要があるので、頭の中で発音変化の法則を考えているひまなんてありません。
だから発音変化が難しくて覚えられない!って悩んでいる方は、シャドーイングしたり歌を歌いながら自然に身につけることをおすすめします。