韓国語の受け身表現「~される」には、いろんな言い方があります。
- 縮小される=축소되다
- 告白される=고백을 받다
- 断られる=거절당하다
これらはすべて受け身で日本語では「~される」と表現されますが、韓国語になるとそれぞれ違う表現が使われます。
そこで今回は、韓国語の受け身「~される」のいろんな言い方について、解説していきます!
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韓国語の受け身「~される」のいろんな言い方
韓国語の「~される」は、その状況によって使われる表現が異なります。
- 되다:第三者によって行われるもの、自然にそうなるもの
- 받다:受ける、もらうという状況の場合
- 당하다:やられる、悪い状況で使われる
되다:第三者によって行われるもの、自然にそうなるもの
되다はもともと「なる」という意味がありますが、名詞に付いて「~される」と表現されます。
- 긴장되다=緊張する
- 결정되다=決定される
- 완성되다=完成される
- 시작되다=始まる
- 오염되다=汚染される
日本語だと「~する」となる場合もあるので、日本人が間違えやすい表現のひとつです。
「緊張する」や「始まる」は、自分の意思により行われたものではなく、第三者や自然にそうなったものなので、되다を使って表現されます。
받다:受ける、もらうという状況の場合
「~される」の中でも받다という表現は、「受ける」「もらう」という意味があります。
- 칭찬받다=称賛される
- 비판받다=批判される
- 인정받다=認められる
このように、何かを受けたりもらうシチュエーションで使われるのが、받다という表現です。
당하다:やられる、悪い状況で使われる
당하다には「やられる」という意味があり、悪い状況で使われます。
- 사기당하다=詐欺られる
- 거절당하다=断られる
- 무시당하다=無視される
このように、第三者から何か被害を受けたりやられたりする場合に使われるのが、당하다という表現です。
韓国語には受け身表現がない!?
韓国には受け身がないなんてことも言われていますが、これは韓国では受け身の言い方をあまりしないということにあります。
例えば「友達から本をもらった」と言うときには、
친구가 책을 줬다
友達が本をくれた
このように、行動した本人を主語にした言い方をします。
「友達に綺麗だと言われた」というのも、
친구가 나를 예쁘다고 했다
友達が私を綺麗だと言った
というように表現します。
韓国語の受け身「~される」のいろんな言い方まとめ
韓国語の受け身には、単語そのものが変化するものの他に、「되다」「받다」「당하다」が名詞の後ろにくっついて「~される」という意味になります。
それぞれ使われる場面が、
- 되다=第三者によって行われる、自然にそうなる
- 받다=受ける、もらうという状況
- 당하다=やられる、悪い状況で使われる
このように分かれます。
되다が付くものは日本語だと「~する」と訳されるものもあるので、日本語から韓国語にする場合に間違えやすい表現です。
慣れてきたら自然に使い分けられるようになるので、慣れるまではどんどん使いながら覚えていきましょう!