「持つ」という意味を持つ韓国語には、
- 가지다
- 갖다
- 들다
の3つがあります。
でも、これらは一体どう違い、どのような場面で使われるのでしょうか?
今回は、「持つ」の韓国語가지다・갖다・들다の違いと使い分けについて、解説していきます!
가지다と갖다は特に混乱しやすいですが、この機会にぜひ覚えてくださいね。
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「持つ」の韓国語갖다・가지다・들다の違いと使い分け
가지다・갖다・들다には、それぞれ次のような意味があります。
- 가지다=所有する、保有する、携える
- 갖다=가지다の省略形
- 들다=手に持つ、持ち上げる
가지다=所有する、保有する、携える
가지다は「持つ」という意味でも「所有する」「保有する」「携える」という意味になります。
どのように使われるか、例文を見ていきましょう。
취미가 독서라 다양한 책을 가지고 있어요
趣味が読書なのでいろんな本を持っています
한국어 공부에 관심을 가지다
韓国語の勉強に興味を持つ
뛰어난 실력을 가진 사람
優れた実力の持ち主
このように가지다は、物以外にも実力や興味などを「持つ」というときにも使われます。
갖다=가지다の省略形
가지다と갖다の違いで混乱している人も多いと思いますが、実は갖다は가지다の省略形なんです。
だから2つとも意味は同じで、「所有する」という意味になります。
ただ、갖다は省略形なので、使えない場合もあります。
- 現在進行系=◯갖고 있다
- 連体形=◯갖는~
- 過去形=✕갖았다→◯가졌다
- 仮定形=✕갖으면→◯가지면
このように、過去形や仮定形では省略形の갖다は使うことができません。
들다=手に持つ、持ち上げる
들다は「手に持つ」「持ち上げる」という意味で使われます。
- 가방을 들다=かばんを持つ
- 고개를 들다=頭を上げる
- 가볍게 들다=軽く持ち上げる
このように、所有という意味での持つではなく、手に何かを持つときや持ち上げるときに使われます。
そのため、同じ「持つ」でも、単語が変わるとその意味も変わってきます。
그녀는 명품 백을 갖고 있다
彼女はブランドのバッグを持っている(※所有している)
그녀는 명품 백을 들고 있다
彼女はブランドのバッグを持っている(※今、手に持っている)
「持つ」の韓国語갖다・가지다・들다の違いと使い分けまとめ
「持つ」という意味の韓国語には갖다・가지다・들다の3つがありますが、それぞれの違いは、
- 가지다=所有する、保有する、携える
- 갖다=가지다の省略形
- 들다=手に持つ、持ち上げる
このようになります。
가지다と갖다は同じ単語ですが、省略形の갖다は使える場面が限られます。
들다は所有するという意味の「持つ」ではなく、「手に持つ」「持ち上げる」という意味の「持つ」になります。
覚えてしまえばそこまで難しくはないので、これを機にしっかり覚えておきましょう!