「逃げるが勝ち」なんて言葉があるけど、必ずしも逃げるのが勝ちというわけではないと私は思う。
もちろん、ときには逃げることも大事だけど、向き合うことで大きく成長できるときもある。
若い頃は嫌なことから逃げてばかりだったけど、そうやって生きてきた私は40歳になってもこれといったスキルや資格が何もなかった。
「このままではさすがにダメなのではないか?」
そう思って韓国語に全力投球してきたわけだけど、そうやって一つのことを集中的に学ぶことで、生活のいろんな面で良い影響があったように思う。
これまで嫌なことから逃げてばかりいた私だけど、韓国語の勉強を通じて「苦手なことこそ積極的にやってみる」ことの大事さに気づけた。
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苦手なことから逃げるメリットとデメリット
若い頃はひたすら苦手なことから逃げてきたきたからこそわかった、逃げることのメリットとデメリット。
苦手なことから逃げるメリットは、目先のストレスを避けられるということだ。
苦手なことをやるというのは、いつだってストレスを感じる。でも逃げてしまえばそのストレスから開放される。
そして苦手なことから逃げるデメリットは、逃げ続ける限り苦手なことは苦手なことのまんまだということ。
つまり、そこから得られるものが何もないということ。
苦手なことはずっと苦手なこととして残り、ずっと自分にストレスを与え続ける。なので、そのストレスから開放されるには一生逃げ続けなければならない。
苦手を克服した先にあるもの
人によって得手不得手はあるものだけど、苦手なことでもやり続けていたら苦手ではなくなる。
私の経験から言うと、苦手だと思っていたものがやってみると実は苦手ではなかったり、最初は苦手だったけどやっているうちに得意に変わったものもある。
なので苦手を一度克服さえしてしまえば、その対象からストレスを受けなくなる。場合によっては、それが楽しくなるときさえある。
私は苦手なものから逃げ続けることよりも、苦手を克服することのほうが何倍も楽なのではないかと思う。
「苦手」の正体
苦手なことって上手く出来ないことや苦痛を感じることだけど、その原因ってそもそも、その苦手なことをあまり積極的にやっていないからではないかと思う。
積極的にやらないことは、当然上手にはできるようにならない。
上手に出来ないからそれをやろうとするとストレスを感じるし、ストレスを感じるからやりたくならない。
苦手なことって生まれつき苦手でこの先も苦手であり続けるのではなくて、ただ単に自分が「苦手だから」とそのことから避け続けてきた結果な気がする。
仕事ができる人とできない人
仕事で新人教育をするたびに、仕事ができる人とできない人ってここが違うよなと感じる。
仕事ができる人は積極的で、仕事ができない人は消極的だということ。
仕事ができる人はわからないことを積極的に聞いてくるし、積極的にやろうとする。だから仕事を覚えるのも早い。
でも仕事ができない人は消極的で、わからないことを避けてわかることだけやろうとする。だからいつまでたっても仕事ができるようにならない。
仕事ができる人は、「わからない(出来ない)ので教えてください」と言って自分でやろうとするけれど、
仕事ができない人は「わからない(出来ない)のでお願いします」と人にやらせようとする。
苦手なことこそ積極的にやってみた結果
苦手なことを積極的にやるようになってから、ストレスも減ったし能力も上がったしでいいことばかり。
苦手なことを苦手じゃなくなるまでやるのは大変ではあるけれど、大変なのは一時的でその後はものすごく楽になる。
韓国語の勉強においても最初は苦手な試験は避けていたけど、実際積極的に挑戦することで韓国語力は上がったし、できることも増えた。
だから私は今後も苦手なことこそ積極的にやっていこうと思う。