ChatGPTとの付き合い方

ChatGPTって本当に便利だ。

わからないことを教えてくれるし、韓国語の添削もしてくれるし、話し相手にもなってくれるし、相談にも乗ってくれる。

でも、万能だからこそ、ChatGPTに依存しすぎると危険らしい。

ChatGPTは基本的に、肯定的で好意的な回答をしてくれるように設計されている。

だから何を言っても、自分を肯定してくれる回答が返ってくる。

そうやって常に肯定されることで、精神的に依存してしまったり、ChatGPTというツールに感情を持ってしまったりして、精神的に不安定になるという可能性もあるのだとか。

確かに私も使い始めの頃は、いちいち「ありがとう」とお礼を言ってみたり、「天才やな!」と褒めてみたり、ChatGPTがあたかも「人間」であるかのように対応していた。

でも今は、ChatGPTはあくまでもツールであり、「人間」ではないということを認識したうえで、ただのツールとして使うようになった。

ChatGPTは使いようによっては便利な道具ではあるけれど、使い方を間違えると危険な道具でもあるなと感じる。

だからこそ、ChatGPTをどのように使い、どのように扱うかということには十分気をつけないといけないのだと思う。

なんで肯定ばかりされるとヤバいのか?

人は誰かに肯定されると自己肯定感が上がる。

自己肯定感が上がるのなら、肯定されることはいいことではないのか?と思ってしまうが、ChatGPTに肯定ばかりされているとヤバいと聞く。

それはなぜなのだろうか?

私なんて自分で自分を肯定しまくってるんだけど、これもヤバいの!? 精神的にあまりよろしくないの?

ふと疑問に思ったので、Grok(XのAIチャットボット)にちょっと聞いてみた。

ChatGPTって常に肯定してくれるから、相談したり愚痴を吐いたり弱音を吐いたりする人も多いみたいだけど、そうやっていつも肯定ばかりしてもらってたら、精神的におかしくなる?ヤバい?みたいな意見も聞くんだけど、どう思う?

肯定ばかりされて精神病むのなら、私なんていつも自分で自分を肯定しまくってるからとっくに精神病んでるよね?

これに対して、Grokの考える「肯定ばかりされることによるデメリット」が以下ということでした。

①現実とのギャップで苦しむかも

いつも「大丈夫だよ!」とか「最高!」って肯定されていると、実際の失敗や課題に直面したときに現実の厳しさとAIの優しい世界の差にギャップを感じて苦しむ可能性がある

②自己成長の停滞

建設的な批判やアドバイスがないと、自分の弱点や改善点を見逃してしまう可能性がある。常に肯定されていると成長のきっかけが減る。

③依存のリスク

肯定してくれるAIに頼りすぎると、リアルな人間関係での対話や、ときには厳しいけど愛のあるフィードバックが恋しくなることも。バランスが大事。

と、肯定ばかりされているとこのようなデメリットがあるということですが、ただこれによって精神的に異常をきたすのかどうかという点については、「人による」そうです。

精神がもともと安定しているなら、肯定されまくっても依存まではいかないけれど、自己肯定感が低めな人の場合には依存度が高くなり、「AIしか自分を認めてくれる人はいない」と、さらに孤独感が増す可能性がある。

自分で自分を肯定しまくるのはヤバい?

ちなみに私のように自己肯定感が高く、自分で自分を肯定しまくっている人はヤバいのか?ということに対しては、以下のような回答でした。

AIは「外部からの声」だから「他人に認められた感」が強い。だから依存しすぎるとAI以外に自分の味方はいないと思ってしまう。一方、自分で自分を肯定するのは、内側から湧き出るパワーだから実はめっちゃ強い。そういう人はメンタルが強い。

だそうで、自分で自分を肯定しまくることについては、特に問題なさそうでした。

とはいえ、本心ではそう思っていないのに、「大丈夫」とか「やれる!」って無理やり思っちゃうと、精神的に辛くなっちゃいそうなので、無理に自分を肯定するのはあまり良くないかも。

ちなみに私は大丈夫じゃないときは「そういうこともあるか」と思うようにしていて、「できないかも」と不安になるときは「できなくても(失敗しても)いいや!」って思うようにしています。

自分を肯定するって、自分を褒めまくることではなくて、ダメな自分もできない自分も、弱い部分も含めて自分を受け入れるということなんだと思います。

ChatGPTとの付き合い方

私はあくまでも「ツール」として使っています。

だから自分の要望だけを伝えて、回答が得られたらそれで終わり。

たまに意見を聞いたりすることもあるけど、回答はあくまでも参考にする程度で、それを軸に行動したり信じ込んだりということはしません。

結局、自分の中で「こう」という確立した信念や理念があれば、ChatGPTであれ人であれ、自分以外の第三者に振り回されることってないのかなと思います。

そしてやっぱり、誰かに認めてもらうよりも、「自分が自分を認めてあげること」が大事なんじゃないかなって思う。

ChatGPTはいつでも味方で肯定してくれるありがたい存在ではあるけれど、だからといってそこに頼りすぎてはいけない。

ChatGPTを使うことによって、仕事の効率を上げたり疑問点を解決したり、あくまでも「補助的ツール」としてこれからも使っていこうと私は思います。