알았어と알겠어、몰라と모르겠어の違いと使い分けを解説!

韓国語学習者なら、一度は疑問を持ったことがあると思います。

알았어と알겠어って何が違うの?

몰라と모르겠어の違いって何!?

日本語にすると「わかった」の意味になる알았어と알겠어、「わからない」「知らない」の意味になる몰라と모르겠어。

今回はこれらの違いと使い分けについて、解説していきます!

알았어と알겠어の違いと使い分け

알았어と알겠어はどちらも「わかった」という意味で同じですが、ニュアンスが微妙に異なります。

알았어と알겠어の違い

알았어は「わかった」「理解した」という事実を述べているだけで、そこに自分の意思は特に入ってきません。

それに比べて알겠어のほうは、自分の意思も入ってきます。

そのため、알겠어のほうが알았어よりも、優しく穏やかで丁寧な印象になります。

알았어は「はいはい、わかったよ」のように、言い捨てる感じのニュアンスもあり、알겠어「うん、わかったよ」と快く受け入れるニュアンスがあります。

알았어と알겠어の使い分け

例えば友達に何か頼まれたとき、いやいや引き受けるときには알았어の方が適切で、快く受け入れるときは알겠어の方が適切だったりします。

また、韓国ドラマなどで目上の人が下の人に何か命令したとき、「알겠습니다」と返事をしているのをよく見かけます。

このときに「알았습니다」とは言いません。

目上の人に対しては、알겠어요や알겠습니다の方が適切な言い方です。

몰라と모르겠어の違いと使い分け

몰라と모르겠어は「わからない」「知らない」という意味ですが、この2つも微妙にニュアンスが異なります。

몰라と모르겠어の違い

몰라の「わからない」「知らない」には、そのことに対して別に興味がないことを表します。

韓国ドラマで喧嘩したときなんかに、「몰라!」と吐き捨てる場面がありますが、これは「どうでもいいや!」「もう知らない!」という意味になります。

そして모르겠어は、知りたいけど、知っていれば良かったのだけど、わからない・知らないというニュアンスになります。

例えば町中で道を聞かれたとき、わからない場合には「모르겠어요」と言います。

このときに「몰라요」と答えてしまうと、「そんなこと知りませんよ」と相手を突き放すニュアンスになってしまいます。

몰라と모르겠어の使い分け

相手に何かを聞かれて、普通に「わからない」と答えるときには、「모르겠어」を使います。

「そんなこと興味ない」「どうでもいい」というニュアンスで「知らない」と言い捨てるときには、「몰라」を使います。

알았어と알겠어、몰라と모르겠어の違いと使い分けまとめ

どちらも同じ意味を持つ알았어と알겠어、몰라모르겠어ですが、そのニュアンスは異なってきます。

알았어よりも알겠어のほうが柔らかい印象になり、몰라は言い捨てるような雰囲気を持ち、모르겠어は普通の「わからない」。

最初は使い分けが難しいかもしれませんが、慣れてくると自然に使い分けられるようになります。

日常でよく使われる単語なので、韓国ドラマや推しの動画などを観ながら、どういう場面でどちらが使われているのか、チェックしてみてくださいね。