「なぜ」を意味する왜と어째서の違いと使い方

韓国語で「なぜ」を意味する単語で一番先に思いつくのが왜ですが、実はこれ以外にも어째서という単語もあります。

では、この왜と어째서の違いとは何なのでしょうか?

今回は「なぜ」を意味する왜と어째서の違いと使い方について、解説していきます!

왜と어째서の違いと使い方

왜と어째서は日本語にするとどちらも「なぜ」「どうして」という意味になりますが、少しニュアンスが異なってきます。

왜は単純に「なんで?」と軽い疑問になりますが、어째서は不満だったり強い疑心が含んだニュアンスになります。

하늘은 왜 푸른 걸까?

空はなぜ青いんだろうか?

왜 이렇게 춥지?

なんでこんなに寒いの?

왜 웃어?

なんで笑うの?

このように、왜は軽い疑問などによく使われます。

一方、어째서の場合は、

어째서 내 말을 안 들어?

どうして私の言うことを聞かないの?

어째서 나한테 그런 일을 하는 거야?

どうして私にそんなことをするの?

그 사람은 어째서 그렇게 사람이 바뀐 걸까?

あの人はなぜあんなに人が変わったのだろうか?

このように、어째서は不満や強い疑心を含んだ「なぜ?」という場合に使われます。

返事をするときの왜は「何?」という意味

韓国ドラマなんかを見ていると、誰かに声を掛けられたときに「왜?」と返事する場面がよくあります。

これは、「なんで?」という意味ではなく、「何?」というニュアンスで使われています。

ちなみにこのときに「뭐?」と返事をすると、「何なん!?」のように、少し怒ったようなニュアンスになってしまうので注意。

왜?と返事をすることで、「なんで呼んだの?=何か用?=何?」という意味になります。

어째서に似ている어찌・어쩌다の意味と使い方

「どうして」という意味で使われる어째서に似ている表現として、「어찌」と「어쩌다」があります。

어찌は어째서と入れ替え可能で、同じような意味として使えます。

また、어찌には「どのように」という意味もあります。

요즘 어찌 지내고 있냐?

最近どうしてるの?

그 문제를 어찌 풀었냐?

その問題をどうやって解いたの?

そして어쩌다は어쩌다가の略で、「どういう経緯で」と、なぜそのようになったのかのいきさつを尋ねるときに使われます。

그 사람은 어쩌다 그렇게 바뀐 거야?

あの人はどうして(何があって)あんなに変わったの?

어쩌다 여기까지 왔는지 나도 잘 모르겠어

なぜ(どういうわけで)ここまで来たのか私もわからないの

왜と어째서の違いと使い方まとめ

「なぜ」を意味する왜と어째서の違いは、

  • 왜:軽い問いかけ
  • 어째서:不満や強い疑心

このように、「なぜ?」のニュアンスが少し異なります。

返事をするときの「왜?」は「何?」という意味になり、「なぜ?」という意味ではありません。

また、어째서と似ている表現として어찌というものもあります。

そして経緯を尋ねるときなどには「어쩌다」という表現も使われます。

細かいニュアンスの違いが少し難しいですが、使いながら少しずつ覚えていってくださいね。