韓国語で「~できる」には、
- 할 수 있다
- 할 줄 알다
の2つの言い方があります。
でも、これらの違いって何なのでしょう?
ということで今回は、「~できる」の韓国語「할 수 있다」と「할 줄 알다」の違いと使い分けについて、解説していきます!
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「할 수 있다」と「할 줄 알다」の違いと使い分け
「할 수 있다」と「할 줄 알다」はどちらも「できる」という意味ですが、ニュアンスが異なります。
- 할 수 있다=意思的にできる
- 할 줄 알다=技術的にできる
할 수 있다=意思的にできる
할 수 있다のできるは、技術や資格関係なく、意思としてできるときに使われます。
피곤해 보이는데 운전할 수 있겠어?
疲れてそうだけど、運転できそう?
괜찮아. 할 수 있어.
大丈夫だよ。できるよ。
このように、할 수 있다の「できる」には、本人の意思が含まれます。
할 줄 알다=技術的にできる
一方할 줄 알다は、技術や資格があるからできるという場合に使われる「できる」です。
너 운전할 줄 알아?
運転できる?(免許持ってる?)
응 난 할 줄 아는데
うん、できるけど(免許持ってるけど)
このように、할 줄 알다は技術的にできるという場合に使われます。
「できない」は할 수 없다と할 줄 모르다
「できない」は할 수 없다と할 줄 모르다になりますが、こちらも「できる」場合と同じで、意思的にできないか技術的にできないかの違いになります。
말로는 표현할 수 없어요
言葉では言い表せません
저는 한국어를 할 줄 몰라요
私は韓国語ができません
このように、할 수 없다は本人の意志としてできないことを表し、할 줄 모르다は技術的にできないということを表します。
「할 수 있다」と「할 줄 알다」の文章の作り方
「할 수 있다」と「할 줄 알다」は動詞について「~できる」となりますが、パッチムの有り無しで形が変わってきます。
パッチムがない場合は、「ㄹ 수 있다 / ㄹ 줄 알다」の形になります。
- 가다:갈 수 있다 / 갈 줄 알다
- 오다:올 수 있다 / 올 줄 알다
- 보다:볼 수 있다 / 볼 줄 알다
パッチムがある場合は、「을수 있다 / 을줄 알다」の形になります。
- 먹다:먹을 수 있다 / 먹을 줄 알다
- 읽다:읽을 수 있다 / 읽을 줄 알다
- 앉다:앉을 수 있다 / 앉을 줄 알다
パッチムがㄹの場合は、そのまま「수 있다 / 줄 알다」になります。
- 들다:들 수 있다 / 들 줄 알다
- 만들다:만들 수 있다 / 만들 줄 알다
- 틀다:틀 수 있다 / 틀 줄 알다
「할 수 있다」と「할 줄 알다」の違いと使い分けまとめ
韓国語の「~できる」には、「할 수 있다」と「할 줄 알다」がありますが、それぞれの違いは、意思的なものか、技術的なものかとなります。
「할 줄 알다」は厳密に言うと、「~する能力がある」「~する技術を持っている」という意味ですね。
日常会話でよく使うのは、「할 수 있다」「할 수 없다」です。
使っていると感覚的に違いがわかるようになり、自然に使い分けられるようになるので、どんどん使いながら覚えるようにしましょう!