韓国語学習者さんがつまづきやすいのが、過去連体形「~していた」という意味を持つ「~던」「~었던」ではないでしょうか。
どちらも日本語にすると「~していた」と過去形になるため、その違いが少しわかりにくいですよね。
そこで今回は、「~던」「~었던」の違いと使い分けについて解説していきます!
日常会話でもよく使う表現なので、違いを理解して使い分けができるようになりましょう♪
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「~던」「~았/었던」の違いと使い分け
「~던」「~았/었던」には、このような違いがあります。
- ~던:未完了、回想
- ~았/었던:完了
それぞれ詳しく説明していきます。
「~던」の意味と使い方
「~던」はまず、過去にやっていて現在も未完了のことに対して使われます。
어제 읽던 책
昨日読んでいた本
어제부터 내리던 비가 심해졌다
昨日から降っていた雨が激しくなった
このように、過去にやっていて現在も未完了(継続中)の状態の場合は「~던」が使われます。
次に、過去を回想するときにも「~던」が使われます。
자주 가던 단골집
よく行っていた行きつけの店
このように、「昔~していた」と回想するときにも使われます。
ただ、回想する場合には「~던」だけではなく、「~았/었던」も使えます。
자주 갔던 단골집
よく行っていた行きつけの店
このように「~던」でも「~았/었던」でも使うのですが、そのニュアンスが異なります。
「~던」は「最近までよく通っていた(今後も通う予定)」というニュアンスになりますが、「~았/었던」は「昔よく通っていた(今は通っていない)」というニュアンスになります。
「~았/었던」の意味と使い方
「~았/었던」も日本語にすると「~していた」となりますが、過去にやっていたことであり、現在はやっていないことに対して使われます。
한국 여행 때 이틀 연속 갔던 식당
韓国旅行で2日連続行ったご飯屋
한국어능력시험을 위한 준비를 했던 시절
韓国語能力試験の準備をしていた時代
한국에서 먹었던 힌식
韓国で食べていた韓国料理
このように、「~았/었던」は完全に過去の出来事を話すときに使われます。
「~ㄴ/은」と「~았/었던」の違い
「~ㄴ/은」と「~았/었던」はどちらも過去形で似ているように思えますが、ニュアンスがまったく異なります。
한국에서 먹었던 한식
韓国で食べていた韓国料理
한국에서 먹은 한식
韓国で食べた韓国料理
먹었던のほうはその行動が一定期間行われていたときに使われますが、먹은は一度の経験について話すときに使われます。
日本語にしたときにも「~した」と「~していた」なので、そのニュアンスは全然違いますよね。
韓国語の過去連体形「~던」「~았/었던」の違いと使い分けまとめ
混乱しやすい韓国語の過去連体形「~던」「~았/었던」の違いですが、
- ~던:未完了、回想
- ~았/었던:完了
このような違いがあり、「~았/었던」は完全に過去のことを話すときに使われます。
「~던」は過去を回想するときにも使われますが、過去に行っていたことで現在も未完了のことに対しても使われます。
理屈で覚えようとすると難しいですが、韓国ドラマをたくさん観たり、韓国人と会話したりしていると自然にその違いが理解できるようになります。
だから毎日少しでも多くの韓国語に触れる機会を持ち、自然にその違いを理解できるように慣れていきましょう!