旅慣れた韓国語上級者の本当のところ

私は思い立ったらすぐに行動してしまうタイプで、海外一人旅は何度もしているので旅慣れている方だと思う。

韓国語は不自由なく話せるし、何度も渡韓しているので、周りから見たら何の困難もなくスムーズに旅をしているんだろうなと思われていると思う。

でも、そんな私は実を言うところ、すごく心配性で小心者で、渡韓当日はワクワクして落ち着かないのではなく、無事に旅ができるかどうか不安でソワソワして落ち着かない。

忘れ物はしていないだろうか?
飛行機にちゃんと乗れるだろうか?
ホテルまで無事にたどり着けるだろうか?
ご飯には無事にありつけるだろうか?

何度も渡韓しているくせに、毎回別の都市に行っていることもあって、すべてが初めてで不安でいっぱいになる。

「一人で何度も渡韓している韓国語上級者」と聞くと、怖いものなしのようなイメージを持たれるけれど、実は毎回旅行先で困難にぶち当たっているのが現実だったりするんです。

渡韓当日の朝~

心配性なのでめちゃくちゃ時間に余裕を持って動かないと不安になるため、いつも4時とかに起床しています。

家を出るまで緊張のため何度もトイレに行き、家を出る瞬間まで忘れ物がないか気になり、いつも最終的に、

財布とスマホとパスポートさえあれば、あとは何とかなる!ないものは現地で買えばいい!

と自分に言い聞かせて安心させています(笑)

早起きしすぎるので結局出発まで時間を持て余してしまい、家を出るまでずっとそわそわしながら時間を過ごしているという……

空港は3~4時間前までに到着

時間に余裕がないと不安なので、空港には3~4時間前までには到着するようにしています。

一度空港リムジンバスが工事の影響で到着が何時になるか分からないと言われたこともあり、やっぱり早めに行動しておいて損はないなと思いました。

チェックインも荷物検査も、早めに行ったほうが混雑しないので、時間を持て余しても早めに行くようにしています。

いつもNetflixのアニメやドラマをあらかじめダウンロードしておき、搭乗時間まではそれを観ながら時間を過ごしています。

現地空港~ホテルまでの道のり

いつも現地の空港からホテルまではバスや地下鉄、もしくはタクシーを利用しています。

交通費が安いのでなるべく公共交通機関を利用するようにはしているのですが、地方都市はどうしてもバスの本数が少なかったりで不便な場合もあるので、そんな場合はタクシーを利用します。

タクシーは公共交通機関に比べると割高なので、なるべくは使いたくないのですが、私が旅行をする上で「安心はお金で買う」ということを大事にしているので、困ったらすぐにタクシーを利用するようにしています。

バスは過去に何度も乗り間違えをして、目的地とは全然違う場所へ向かってしまったことがあるのですが、おかげで最近は乗り間違えなくなりました。

毎回ホテルから出たくなくなる小心者

現地のホテルに到着してほっと落ち着くと、途端に外に出たくなくなる病が毎回顔を出します。

人間、楽なほうに進みがちな生き物なので、「もう疲れたし、今日はこのままホテルでゆっくり過ごそうかな……」ってことをいつも考えてしまう。

結局は「観光しないと絶対後悔する!」との思いから、勢いで外に飛び出てかろうじて観光はできています。

でも大体、午前の部・午後の部と2回に分けて観光するようにし、午前の部が終わると一度ホテルに戻ってきて休憩をしてから、午後の観光に出かけています。

ちなみに夜は暗くなるとすぐにホテルに帰りますw

(夜はホテルでゆっくりネトフリ観るのがお気に入り←韓国に行くとネトフリが韓国版になり、日本では観れない作品が観れるようになるので)

ご飯屋さんは人気店よりも客が少なく入りやすい店

韓国には맛집(=おいしいお店)がたくさんあり、美味しい韓国料理は数え切れないほどあるのですが……

私は人気店よりも客が少なく一人でも入りやすい店を選んでいます。

人気店だと一人は断れる可能性もあり、入れたとしても落ち着いてご飯が食べられないので、あえて避けています。

なのでご飯屋さんを探すときは、NAVERマップでその店の内部の写真を確認し、一人でも食事できそうなお店をピックアップしています。

あと、事前にメニューもチェックしています。

一人でゆっくり食事したいときは、テイクアウトをしてホテルの部屋で食べたりもします。

タクシーに乗っているときはマップで行き先を確認

地方都市へ旅行するときはタクシーをよく利用するのですが、目的地を間違えられるということが2度ほどあったので、タクシー乗車中はマップで行き先を確認するようになりました。

カカオタクシーの場合は目的地までのルートが出るので、そのルートにそって走行されているかを確認します。

とはいえ、運転手さんに話しかけられるとつい話に夢中になり、地図とか全然見なくなるんですけどね(笑)

あと、ひそかにメーターもチェックして、妥当な価格になっているか確認しています。

ご飯屋で注文したものがなかなか出てこないと不安になる

たまにご飯屋さんで、自分の注文した料理が全然出てこないということがあり、そんなときは途端に不安になります。

「もしかして外国人だから無視されてる?」

「もしかして外国人だから後回しにされてる?」

こんなことを思い、不安になってしまう。

「私、確かに注文したよね?注文通ってるのかな?」と不安になるのですが、結局いつもちゃんと料理は運ばれてきます。

私の注文した料理がたまたま時間のかかるものだったり、店の混雑状況だったり、多分そういう理由で出てくるのが遅かっただけなんですよね。

小心者は現地人のマネをする

旅先でおどおどしていると悪い人に狙われかねないので、私はあえて堂々としてなるべく現地人のマネをするようにしています。

例えばバスに乗ったときは、停車ボタンを押してすぐに立ち上がったり、バス停に着く前に交通カードをピッと通したりしていますw

日本だとバスが走行中は危ないから席を立ってはいけませんが、韓国だとみんな席を立つの早いですよね?

交通カードも日本だと降りるときにピッってしますが、韓国だと停車ボタンを押した瞬間にピッってする人もいたり、なんせ早めにピッする人が多い。

だから私も、いかにも現地で生活しているかのように、韓国人のマネをして行動していますw

あと、韓国では遠慮してたりボーっとしてると順番を抜かされたりすることもよくあるので、日本にいるときより強気で行動するようにしています。

犯罪に巻き込まれないためにも、現地人のフリ、現地での生活に慣れているフリって結構大事な気がします。

困ったらすぐに助けを求める

韓国語が話せるということもあr,困ったことがあったらすぐに周囲に助けを求めています。

韓国人は世話焼きで親切な人が多いので、助けを求めると絶対に助けてくれるんですよね。

とりあえず助けを求めるときは、おじさん・おばさん・お姉さんに声をかけることが多いです。なんとなく声をかけやすいので……

正直、韓国は日本よりも人助けの文化が根づいてる気がします。

日本人って遠慮しがちなので人助けをするときにも「むしろ迷惑にならないだろうか?」と心配して躊躇する人も多いけど、韓国にはこれがない。

なので私は日本人よりも韓国人のほうが助けを求めやすいです。

絶対に助けてくれるっていう信頼感があるので。

旅慣れた韓国語上級者も苦戦しながら旅をしている

他の人は知りませんが、私は旅慣れていても、韓国語ができるといっても、決してスムーズに旅をしているわけではありません。

いつも不安と心配を抱えているし、移動手段がなくて30分以上歩き続けたりもするし、バスがなくてバス停で30分バスを待っていたりもする。

毎回不安はいっぱいあるけど、それでも一人旅を続けるのは見たい世界があるから。いろんなことを経験して自分を成長させたいから。

困難なことに立ち向かえば立ち向かうほど自分も成長させられるから、不安ながらも一人旅をしています。

一人旅って一度挑戦してみると自分の成長をすごく感じられるので、韓国語学習者さんなら一度は韓国一人旅をしてみることをおすすめします。