いい人、いい本、いい映画……。
「いいもの」に出会える確率って、意外と低い。
でも、その確率が低いからこそ、いいものに出会うとテンションが上がる。
最近は韓国書籍ばかり読んでいるんだけど、どうも不発続きだった。
そんな中、今日読み始めた本が大当たりで。久しぶりにものすごくテンションが上った。
이기주の「언어의 온도」。

読み始めた瞬間から、まさに好みの文章。久しぶりに出会えた「良書」だった。
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いい本ってどんな本?
いい本ってどんな本だろう?
きっと「いい本」の基準は、人それぞれ違う。
食べ物の好みが分かれるように、文章の好みも人それぞれ。
だから、私にとっての「いい本」が、他の人にとっても「いい本」とは限らない。
私が「イマイチだな」と思った本も、誰かは「面白い!」と思っているかもしれない。
私が考えるいい本とは、難しい言葉や専門用語を使わず、わかりやすい言葉でリズムよく読める本。
あと、素敵な比喩表現がある本にも惹かれる。
이기주の「언어의 온도」がいいなと思った理由
この本はエッセイなんだけど、内容が面白いだけでなく、この作家さんの言葉の使い方や比喩表現が、本当に素敵で。
たとえば、こんな一節。
머리카락에 흰 눈을 뿌리는 주범은 세월이다
髪の毛に白い雪を降らす主犯は歳月だ
「歳をとると白髪が増える」ということを、こんな風に表現できるなんて……素敵すぎる。
『언어의 온도』は、筆者が日常で出会った素敵な言葉を、その言葉にまつわるエピソードとともに紹介しているエッセイ。
読んでいると、言葉は人を励ます「癒やし」にもなれば、心を癒やす「薬」にもなる。でも同時に、人を傷つける「ナイフ」にもなり得るんだ、ということを改めて考えさせられる。
どんな人に、どんな場面で、どんな言葉を伝えるか。
それによって、言葉の「温度」は、温かくも冷たくもなる。
私も、話す言葉も、書く言葉も、できるだけ「人を温める言葉」を使いたいな、と思った。
いいものに出会う確率
最近、韓国書籍を読み漁っているけれど、「面白そう!」と思って買ったのに、イマイチだった……ということが案外多い。
今年読んだ本は、これで22冊目。
そのうち「すごく良かった!」とと思えたのは、たった2冊。
「まあまあ良かった」が4冊、残りの16冊は「普通」か「イマイチ」だった。
……やっぱり、いいものに出会う確率は、低い。
でも、だからこそ回数を増やすことが大事なんだと、改めて思った。
いい本に出会いたいなら、たくさん本を読む。
いい人に出会いたいなら、たくさんの人と会う。
いい結果を出したいなら、たくさん挑戦する。
回数を重ねれば、出会える確率も自然と上がっていく。
逆に、回数が少なければ、その分チャンスも減る。
だから私は、これからもいい本に出会うために、たくさん本を読もう。
いい文章を書くために、たくさん文章を書こう。
そう思った。