約半年間、ハングル検定準2級対策の勉強をしてきて、先日ようやく試験が無事に終わりました。
試験本番はとくに大きなミスをすることもなく、落ち着いて試験を受けることができました。
そして私が本番でも落ち着いて問題を解くことができたのには、理由があります。それは、
問題の解き方と攻略法を知っていたから。
試験合格のためにはコツコツ勉強してひたすら語彙を増やす必要がありますが、ハングル検定試験にはちょっとした攻略法があります。
今回は本番の試験で確実に点数を取れるように、試験の解き方と攻略法をお教えします。
過去に試験本番で緊張して分かる問題でミスしてしまったり、マークミスをして悔しい思いをした、なんて方もいるのではないでしょうか?
必死に勉強してきたのに当日しょうもないミスをして悔しい思いをするなんてこと、絶対に避けたいですよね。
そんな方はこれさえ知っておけば、試験本番で落ち着いて問題を解くことができ、落ち着いて正解を選ぶことが出来ます。
知らないのと知っているのとでは大きく変わってくるので、ハングル検定準2級合格を目指している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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ハングル検定聞き取り問題の解き方と攻略法
聞き取り問題の攻略法は、2つあります。
選択肢が記載されている問題は先読みしておく
聞き取り問題の問題番号2⃣と4⃣は、問題用紙に選択肢が記載されています。
2⃣は問題文を聞いて、その内容と一致するものを選択するという問題で、4⃣は文章もしくは対話文を聞いて問いに答えるという問題です。
この選択肢のある問題は、必ず選択肢を先読みしておきます。
聞き取り問題は基本的に2回音声が流れます。なので出来るだけ1回目で解答できるようにして、2回目の音声が流れている間に次の問題の選択肢を先読みしておきます。
選択肢を先読みしておけば、問題文を聞いた後すぐに解答することができます。
聞き取り問題は聞くことに集中してメモは取らない
ハングル検定の試験では問題用紙にメモすることができますが、正直聞き取り問題でメモする必要はないかなって思います。
実際、試験本番では多くの人が音声が流れているときにメモを一生懸命取っていましたが、このときメモを取ると音声を聞くことに集中できなくなります。
私は長文問題でもメモは一切取らなかったのですが、ちゃんと聞き取りが出来ていればメモは取らなくても内容は十分覚えられます。
途中でメモを取ろうともしたのですが、聞き取りに集中できなくなってすぐに止めました。
選択肢もメモしている人も多かったですが、選択肢は聞いてこれだと思う解答に少し印をつけておいて、全部聞き終わってからマークするっていうのでいいと思います。
選択肢を聞いても解答が分からない場合は、これは違うというやつに印をつけておいて消去法で答えを導きます。
ハングル検定筆記問題の解き方と攻略法
筆記問題の解き方と攻略法も2つあります。
筆記問題⑪で解答が分からないときの対処法
筆記問題の11番は、下線部の日本語訳として適切なものを①~④の中から1つ選ぶという問題です。
この問題、答えが分からないときでも答えを導き出せる方法があります。それは、
おかしな文章を外す
という方法です。
この問題、選択肢を読んでみるとおかしな文章が必ずあるんですよね。
例えばこの問題。
사람마다 타고난 재주가 있기 마련이에요.
①人間には、やけどのあとが
②どの人も、違った運命が
③人それぞれ、持って生まれた才能が
④誰しも、乗りかかった船が
①と④は明らかに答えじゃないよなって分かりますよね?
そうすると残った選択肢は②か③となるわけで、ここまで選択肢を絞れれば正解を選べる可能性は上がります。
筆記問題⑫にはひっかけ問題がある
これ、私も試験本番でまんまとひっかかってしまったんです(泣)
でも事前にひっかけがあると分かっていれば、ひっかからずに済みます。
筆記問題⑫は下線部の訳として適切なものを①~④の中から選ぶという問題です。
彼は友達思いの人だ
①친구 생각의 사람이다
②친구에게 잘 보이는 사람이다
③둘도 없는 친구다
④친구를 위할 줄 아는 사람이다
こういう問題なのですが、選択肢の中には日本語を直訳した文が一つ紛れ込んでいます。
上の問題だとひっかけは①の選択肢ですね。
直訳すると、「友達思いの人だ」となりますが、実際は韓国語でこういう表現はしません。なので正解は④となります。
✕①こんな表現はない
✕②友達によく見える人だ
✕③唯一無二の友だ
◯④友達思いの人だ
このように、筆記問題の12番は4問中必ず一つの問題でひっかけ選択肢が用意されています。
なので下線部を直訳した選択肢を見つけたら、それは正解ではないので間違えて選ばないように気をつけてください。
ハングル検定準2級の試験によく出てくる韓国語
ここではハングル検定準2級によく出てくる(と私が思った)韓国語をご紹介します。(※あくまでも私の主観なので、必ずしもここで紹介した韓国語が試験に出るというわけではありません)
試験によく出てくる慣用句
私が試験によく出てくるなと思った慣用句がこちら。
꽝 먹고 알 먹기(一挙両得)
무소식이 회소식(頼りのないのは良い便り)
티끌 모아 태산(塵も積もれば山となる)
この3つの慣用句は試験問題によく出てくるなという印象があります。
特に꽝 먹고 알 먹기は正解として出てくる頻度が高いように思いました。
試験によく出てくる表現
続いて試験によく出てくるなと思った表現がこちら。
여간 ~지 않다(並大抵の~ではない)
참다 못해(我慢できずに)
보란 듯이(これ見よがしに)
여간 ~지 않다という表現は、筆記問題の11番でよく出てくる印象です。
참다 못해と보란 듯이は12番によく出てくるなって思いました。
試験によく出てくる四字熟語
準2級から四字熟語が試験に出題されますが、私が個人的によく出題されるなと思ったのが、こちら。
심사숙고(深思熟考)
비몽사몽(夢うつつ)
생사고락(生死苦楽)
韓国語の四字熟語は日本語と似ているものもあれば、日本語にはないような四字熟語もあります。例えば、
진수성찬(珍羞盛饌)=盛りだくさんのごちそう
私はこの四字熟語がなかなか覚えられなかったのですが、この四字熟語は試験にあまり出ない印象なので覚えてなくても全く支障はありませんでした。
漢字問題でよく出題される漢字
漢字問題で出題頻度が多い(と感じたもの)は、
請=청
政=정
契=계
系=계
開=개
観=관
関=관
これらの漢字。
漢字語も覚えてしまえばそこまで難しくはないのですが、なにせ数が多いですからね…覚えるのがけっこう大変だったりはします。
マークミスを防ぐために注意すべきこと
ハングル検定準2級を受ける人は過去に受験経験のある人が多いとは思うのですが、一応初めて受験する方のためにマークミスを防ぐ方法もお教えします。
ハングル検定の試験問題には、問題の右端にマークシートの番号が記載されてあります。
なのでマークシートにマークするときは、必ず番号を見て間違えてないか確認してからマークするようにします。
せっかく一生懸命勉強して試験も解けた!って思ったのに、マークミスしてて不合格…なんてなったらショックで立ち直れないですからね(汗)
慣れている人も、初めての人も、マークミスだけは絶対にしないように気をつけましょう!
ハングル検定準2級合格のための試験の解き方と攻略法まとめ
ハングル検定準2級合格のための試験の解き方と攻略法を簡単にまとめると、
①聞き取り問題②と④は選択肢を先読みする
②聞き取り問題はメモを取らずにリスニングに集中する
③筆記問題で答えが分からない場合は消去法で解答を導く
④筆記問題⑫のひっかけ問題に気をつける
⑤試験によく出題されるものを押さえておく
⑥マークミスに気をつける
以上となります。
最初は難しすぎて合格出来る気がしないかもしれません。
それでもコツコツ勉強していれば、絶対合格できるくらいレベルを上げられるので、ゴールに向かってひたすら前に進んでいってください。応援しています!