【完全保存版】ハングル検定準2級の勉強法を徹底解説!

ハングル検定準2級は、3級に比べると難易度が一気に上がります。

3級に合格して次は準2級の受験を考える人も多いと思いますが、その難しさに頭を悩ませる人は少なくないはず。

そこで今回は、ハングル検定準2級の勉強法を徹底解説します!

私は独学で韓国語を勉強していますが、ハングル検定初受験で準2級に合格できました。

そんな私が実際にやっていた勉強法を、詳しくお教えします。

ハングル検定準2級のレベルと勉強時間

ハングル検定準2級のレベルは公式HPによると、

60分授業を240~300回受講した程度。日常的な場面で使われる韓国・朝鮮語に加え、より幅広い場面で使われる韓国・朝鮮語をある程度理解し、それらを用いて表現できる。

  • 様々な相手や状況に応じて表現を選択し、適切にコミュニケーションを図ることができる。
  • 内容が比較的平易なものであれば、ニュースや新聞記事も含め、長い文やまとまりを持った文章を大体理解でき、また日常生活で多く接する簡単な広告などについてもその情報を把握することができる。
  • 頻繁に用いられる単語や文型については基本的にマスターしており、数多くの慣用句に加えて、比較的容易なことわざや四字熟語などについても理解し、使用することができる。
ハングル能力検定協会

毎日1時間の授業を8ヶ月~10ヶ月受講したくらいのレベルってことですね。

ハングル検定準2級は、現時点でのレベルが3級程度であれば3ヶ月~6ヶ月くらい集中して勉強すれば、合格できます。

ちなみに私は6ヶ月勉強しました。

ハングル検定準2級対策におすすめのテキスト

ハングル検定対策のテキストはいろいろ出ていますが、私がおすすめするテキストは、「ペウギ」と「過去問題集」です。

この2種類のテキストをやれば、ハングル検定準2級に合格できます。

ペウギはハングル検定公式テキストなので、例文がそのままテストに出題されたりします。

ペウギ1冊で出題範囲をすべてカバーできるので、これをやり込めばハン検準2級に合格できるくらいの実力は身につけられます。

過去問題集に関しては勉強するというよりも、本番のテストに備えて「テストに慣れる」ことを目的に使用します。

自分の実力が現時点でどれくらいかも測れるので、ペウギを終わったあとに過去問題集を解いてみてください。

ハングル検定準2級対策の勉強の流れ

ハン検準2級に合格するために私がやっていた勉強の流れは、

  1. ペウギを3回くり返し勉強する
  2. 過去問を解く
  3. ペウギで最終確認

①ペウギを3回くり返し勉強する

まずはさきほど紹介した、ハングル検定公式テキスト「ペウギ」を3回くり返し勉強します。

テキストを最初から進めていって、最後まで終わったらまたはじめに戻ってやり直します。

同じテキストをくり返し勉強することで、自然に頭に定着して語彙が少しずつ増えていきます。

②過去問を解く

ペウギを3周したら、過去問題集へ移ります。

聞き取りを解いたら答え合わせをして、問題と解答の確認をします。

次に筆記問題を解き、解き終わったら答え合わせをして問題と解答の確認をします。

結果を見て自分の弱点を確認しておきます。

③ペウギで最終確認をする

ある程度過去問題をたくさん解いたら、最後にまたテキストに戻って最終確認をします。

始めからさーっと目を通し、覚えていない単語や語彙をピックアップしていきます。

自分が苦手なこと、弱い部分を最後にしっかり強化していきます。

ハングル検定準2級の勉強法を徹底解説!

私が実際にテキストを使ってどのように勉強をしていたか、詳しくお話していきます。

まずは模擬試験で現時点のレベルを確認

ハングル検定公式テキスト「ペウギ」には、模擬試験があります。

この模擬試験を最初に解いて、現時点の自分のレベルがどれくらいかを確認しておきます。

ちなみに私は最初の時点で、

聞き取り:16/40

筆記:37/60

合計:53点

というレベルでした…。(聞き取り半分も点数取れてない…)

だからこの時点で全然合格圏内に届いてなくても、まったく問題はありません。

ここから少しずつ点数が取れるようになっていきます。

勉強を進める上で自分の成長がモチベーションにもなるので、最初に模擬試験を受けておくことで、自分がどれくらい成長したのかがわかりやすくなります。

ハングル検定準2級のリスニング対策

ではまず、ハングル検定準2級のリスニング対策方法をお教えします。

ハングル検定公式テキストペウギは、1課~19課まで同じ構成で作られており、各課の最初に音声付きの文章が掲載されています。

この部分でリスニング対策をしていきます。

①問題文を聞く→文章を確認

まずは音声をテキストを見ずに聞き、どれくらい聞き取れるかを確認します。

その後、文章を確認して、知らない単語や文法をピックアップします。

参考

私はピックアップした単語や文法はnoteに勉強記録としてまとめていました。

②音読する

次に、文章を音読します。

音読してみると、発音がわからない単語などが出てくると思うので、これを音声でしっかり確認してメモしておきます。(私はテキストに直接書き込んでいました)

③シャドーイングする

次は音声を聞きながら自分も後に続いてシャドーイングをします。

これは私が実際にやっていたシャドーイング風景です。

シャドーイングをくり返して文章がスラスラ読めるようになると、完璧に聞き取りが出来るようになります。

④ディクテーションする

ディクテーションとは、音声を聞いてそれを文章に書き起こしていく勉強法です。

少しずつ区切って一時停止しながら、聞こえた音声をハングルで書いていきます。

こうやって聞こえたものを自分で書き起こすことで、何が聞き取れて何が聞き取れていないのかということがはっきり分かります。

ハングル検定準2級の発音問題対策

ハングル検定には、以下のような発音問題が出題されます。

この問題に関しては、ひたすら書いて覚えます。

  • 식용유→시굥뉴
  • 볼일→볼릴
  • 꽃잎→꼰닙

このように、書けるようになるまで何度もくり返します。

この部分はあまり難しくないので、確実に点数を取れるようにしておきましょう!

ハングル検定準2級の単語・文法・慣用句対策

ハングル検定準2級では、幅広い単語や文法・慣用句が出てきます。

最初は知らないことばかりでも、テキストを3周もすれば結構頭に入るので、根気よくテキストを進めていきましょう。

新しい韓国語を覚える方法として効果的なのは、

くり返しその言葉に触れる

ということです。

まずは普通にテキストを読み進め、15分~20くらい経ったらまた最初に戻って同じところを読み返します。

数十分テキストを進めたら、戻ってまた同じ時間だけ復習する

このように、その場で復習をしながら勉強を進めていきます。

そして次の日に勉強を始めるときも、前日にやったところを軽く復習してから新しいところへ進みます。

テキスト3周目は、テキストに掲載されている例文をすべて「日本語→韓国語」に変換できるようにします。

ハングル検定準2級の四字熟語対策

準2級から四字熟語が新たに入ってきますが、四字熟語は意外と覚えるのにそんなに苦労しません。

日本語と似ているものも多いし、ハングルに漢字を当てはめると大体意味がわかったりもします。

だから四字熟語に関しては、「日本語→韓国語」を何度もくり返し書いて覚えるようにします。

ハングル検定準2級の漢字語対策

準2級から漢字問題は一文字になります。

漢字問題はテキストに載っている練習問題で、ひたすらくり返し勉強して覚えます。

私はこのようにテキストにどんどん書き込みながら勉強していました。

解けなかった箇所には印をつけておいて、その部分を何度も復習します。

過去問題集でレベルチェック&本番試験に備える

テキストを1周終わるごとに過去問題集で過去問を解き、自分の現在のレベルをチェックします。

そして試験1ヶ月前になったら、ひたすら過去問を解きまくります。

過去問をたくさん解くことで、出題傾向がわかり本番の予行演習が出来ます。

私は2017年、2019年、2020年と3冊過去問題集を買って、過去6回分の過去問を本番までに解きました。

過去問はあまり古いものを買ってしまうと問題形式が変わっていたりするので、なるべく最近のものを購入するのがいいですよ。

最後はテキストを再確認して仕上げる

過去問を何度も解いて80点以上確実に取れるようになったら、また最初のペウギトに戻って内容をざっと確認します。

この時点でだいぶ語彙も増えているので、テキストの内容も大体理解出来るようになっていると思います。

だからここでは1ページにあまり時間をかけず、まだ覚えきれていない語句や怪しい部分を確認して強化しておきます。

試験前は自分が苦手な部分や弱いなと思うところを、集中的に勉強して最終仕上げをします。

ハングル検定準2級対策に効果的な習慣

ハングル検定対策の勉強は基本的に公式テキストと過去問でしますが、これ以外にも私が普段からやっていてすごく役に立ったなと思う習慣は、

  • 韓国書籍を読む
  • 韓国ドラマを韓国語字幕で観る

以上の2つです。

韓国書籍を読む

私は毎朝、韓国エッセイや韓国小説を読んでいたのですが、このおかげで読むスピードがものすごく早くなりました。

ハングル検定には長文問題も出てきますが、普段から読書で長文を読むことに慣れていると、問題文を読み解くのがそこまで負担になりません。

本番の試験も20分の時間を残して試験を解き終わったので、韓国書籍の読書はすごく役に立ちますよ。

本を読むのが嫌いでなければ、韓国書籍を空いた時間に読む習慣を持ってみてください。

韓国ドラマを韓国語字幕で観る

私は普段、韓国ドラマを韓国語字幕もしくは字幕なしで観るのですが、これもハングル検定試験に役立ちました。

ハングルを読むスピードが早くなったことはもちろん、リスニングも強化できたので聞き取り練習にもなりました。

私は勉強の息抜きにドラマを見たり本を読んだりしていたのですが、息抜きを通じても韓国語の勉強ができれば一石二鳥ですよね。

韓国ドラマ好きの人には、韓国ドラマを韓国語字幕で観ることをおすすめします。

ハングル検定準2級の勉強法まとめ

私がハングル検定準2級の勉強を始めたときは、わからないことだらけでとても自分が合格できるなんて思えませんでした。

それでもコツコツ勉強を続けていくと少しずつ語彙が増えていき、わかることも増えていき、いつの間にか余裕で合格できるくらいの知識がついていました。

最初はものすごく難しく思える準2級も、勉強を続けていくと解けるようになっていきます。

だから自分には無理だと思わず、できることから少しずつ始めてみてください。

数ヶ月語には自分でもビックリりするくらい、韓国語力が上がってますよ。