「頑張る」の韓国語「힘내」と「화이팅」の違いと使い方

「頑張れ!」という掛け声は日本でもよく使いますが、韓国でもよく使われます。

韓国語で「頑張れ」は主に「힘내」と「화이팅」がありますが、この2つの違いって一体何なのでしょう?

今回は韓国語の頑張れ「힘내」と「화이팅」の違いと使い方について、説明していきます。

「힘내」と「화이팅」の違いと使い方

まず始めに、힘내の意味と使い方から見ていきましょう。

힘내の意味

힘내は힘내다という動詞から来ている言葉で、意味は次のようになります。

力を出す、頑張る、元気を出す

힘내다の힘は「力」という意味で、내다は「出す」という意味になるので、この2つが組み合わさり「力を出す」という意味になるんですね。

だから힘내を直訳をすると、「力を出して」となります。

힘내の説明を見てみると、こう書かれています。

어떤 일이 잘 마무리되거나 어떤 상황이 더 나아질 수 있도록 더욱 마음과 힘을 다하다. 명령문이나 청유문에 쓰일 경우, 용기와 의욕이 솟아나도록 북돋워 주는 의미가 있다.

あることが上手くいったり、ある状況がさらに良くなるようにいっそう心と力を尽くす。命令文や勧誘文で使われる場合、勇気と意欲が湧くように励ましてくれる意味がある。

「頑張れ」という意味のある힘내ですが、「元気だして」という意味でも使われます。

힘내の使い方と例文

힘내は、良い結果が出せるように応援するときや、落ち込んでいる相手を励ますときに使われます。

내일 시험 힘내!

明日の試験頑張れ!

너라면 할 수 있어. 힘내!

君ならできるよ。頑張れ!

너무 낙담하지 말고 힘내.

そんなに落ち込まないで、元気出して

このように、何かを達成したり成果を出すために「頑張れ」と応援するときや、困難な状況にいる相手を励ますときに힘내が使われます。

화이팅の意味

화이팅は日本語で言う「ファイト」と同じ意味で使われます。

日本語では「ファイト」ですが、韓国語では「ファイティン」と発音されます。

また、화이팅は파이팅(パイティン)となることもあります。

화이팅をNaver辞書で調べると、このような説明が書かれています。

운동 경기에서, 선수들끼리 잘 싸우자는 뜻으로 외치는 소리. 또는 응원하는 사람이 선수에게 잘 싸우라는 뜻으로 외치는 소리.

運動競技で、選手同士頑張ろうという意味で叫ぶ声。または応援する人が選手に頑張れという意味で叫ぶ声。

日本語のファイトとまったく同じ意味ですね。

화이팅の使い方と例文

화이팅は試験や試合のときなどに「頑張って」と声を掛けるときにも使いますが、単純に「仕事頑張って」と言いたいときにも使えます。

오늘 시험 화이팅!

今日の試験頑張れ!

다치지 말고 화이팅!

怪我しないように頑張れ!

이번주도 화이팅!

今週も頑張れ!

힘내は「元気を出して」という意味でも使いますが、화이팅は相手を励ますときにはあまり使われません。

その他「頑張る」を表す韓国語

「頑張れ」と言うときには힘내や화이팅がよく使われますが、これ以外にも「頑張る」を表す韓国語はいくつかあります。

분발하다

분발하다は「奮発する」「頑張る」という意味があり、力を尽くして熱心に取り組むという意味があります。

ただ、「頑張る」という意味では使われるものの、「頑張れ」と声を掛けるときにはあまり使われません。

例文

목표를 향해 분발하다

目標に向かって頑張る

잘하다

잘하다は直訳すると「よく(上手く)やる」という意味になります。

何かをやり遂げた相手に対し、「잘했어(よく頑張ったね)」という風に使われたりします。

また、これから何かを行う相手に対しても「잘해(頑張って)」と言ったりします。

例文

시험에서 백점 땄다면서, 잘했어.

試験で100点取ったって?頑張ったね。

열심히 하다

열심히 하다は直訳すると「一生懸命やる」となりますが、これも「頑張る」という意味が含まれます。

「頑張れ」と声をかける場面でも使えるし、「頑張ったね」と言うときにも両方使えます。

例文

내일 시험이니 오늘은 공부 열심히 해라.

明日は試験だから、今日は勉強頑張れ。

애쓰다

애쓰다には「骨折る」「努力する」という意味があり、「頑張る」という意味でよく使われます。

例文

남 앞에서 울지 않으려고 애썼다.

人前で泣かないように頑張った。

힘내と화이팅の違いと使い方まとめ

힘내と화이팅はどちらも「頑張れ」という意味で使われますが、힘내は「元気を出して」と励ますときにも使えます。

相手を応援するときには힘내も화이팅も使えるので、どちらを使ってもOKです。

使い分けについては、実際に韓国の方と会話をしたり、韓国ドラマを観ながら感覚的に覚えていくのが一番です。

ちなみに私は힘내よりも화이팅の方がよく使います。