韓国語で「本当」を表す単語として「진짜」と「정말」があり、日常会話でもこの2つの単語はよく使われます。
ところで진짜と정말の違いって何なのでしょう?
気になっている方もたくさんいると思うので、今回はそれぞれの意味と使い方について説明していきます!
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진짜と정말の意味
진짜と정말の意味をそれぞれ見てみると……
- 진짜=本当、本物、真実、本気
- 정말=本当、真実、実に
ほぼ同じ内容になっています。
辞書ではそれぞれどのように説明されているかを見てみると、
진짜:본뜨거나 거짓으로 만들어 낸 것이 아닌 참된 것
真似たり偽物として作り出したものではない真のもの
정말:거짓이 없이 말 그대로임. 또는 그런 말
偽りなく言葉通りであること。またはそんな言葉
このようになっています。
정말は「言葉」を表す「말」という単語が入っていることを見ると、こちらは「本当の言葉」という感じの意味ですかね。
そして진짜は言葉だけにとどまらず、実体のある物や実体のない言葉どちらにも使われます。
진짜の反対語は가짜(偽物)、정말の反対語は거짓말(嘘)と覚えておけば、その違いがわかりやすくなりますよ。
진짜と정말の使い方
진짜と정말は似たような意味を持つ単語ですが、少し使い方に違いがあります。
相づちとして使うとき
진짜と정말は、相手の話を聞いて驚いたときの相づちとして「진짜!?」「정말!?」のように使われます。
この場合、どちらも同じ意味合いとして使えますが、使う相手には少し気をつけたほうがいいかもしれません。
정말は友達との会話から目上の人と話すときにも使える表現ですが、진짜は目上の人に対してはあまり使われず、親しい間柄でよく使われる表現です。
なので友達同士で会話をするときはどちらを使っても問題ないですが、目上の人と話をするときには정말を使うほうが無難です。
相づちとして使うときには、「정말요?」と語尾に요をつけると「本当ですか?」と敬語になります。
韓国のベイビーニュース内での記事でもこのように書かれている部分がありました。
화자와 청자 간의 친밀도가 낮은 경우에는 ‘정말’을 사용하는 경향이 컸고, 높은 경우에는 ‘진짜’의 사용 빈도가 높았다.
話し手と聞き手の親密度が低い場合には「정말」と使用する傾向が高く、親密度が高い場合には「진짜」の使用頻度が高かった。
強調表現として使うとき
진짜と정말は強調表現(すごく、とても)として使われることもよくあります。
- 진짜 예쁘다=本当に綺麗だ
- 정말 맛있어=本当に美味しい
このように진짜と정말を副詞として使う場合には、どちらを使ってもOKです。
ちなみに「本当に~だ」と言うときには진짜と정말以外にも참という言葉も使えます。
- 날씨가 참 좋다=天気がすごく良い
- 바다가 참 예쁘다=海がすごく綺麗だ
진짜と정말の違いまとめ
진짜と정말はほぼ同じような意味で使われますが、微妙に意味の差があり、使う場面にも少し違いがあります。
- 진짜=本物、真のもの
- 정말=嘘偽りのない本当の言葉
- 진짜:親しい間柄でよく使われる
- 정말=目上の人やフォーマルな場面でも使える
とりあえずこれだけ覚えていたら、使い分けはできそうですね!