何かを学ぶことに遅いなんてことはないけれど、歳をとると若い頃よりは行動を起こすのに腰が重くなってしまうことはある。
今では4年目になった韓国語学習も、最初から「よし、やるぞ!」と気合を入れて始めたわけではなく、「推しの話す韓国語が理解できたらいいのに。韓国語、勉強してみようかな?」くらいの軽い気持ちだった気がする。
勉強を始めるまでは韓国語なんて、「アンニョンハセヨ」と「カムサハムニダ」くらいしか知らなくて、ハングルなんて記号のようにしか見えなかった。
それが少し勉強をしてみると、ハングルがちょっと読めるようになって、大好きな韓国ドラマのメイキング動画で表示されていたテロップも少し読めるようになった。
ちんぷんかんだったハングルが、意味のある文字として読めたときの感動は、今でも忘れられない。
「わからない」がほんの少しでも「わかる」になる。それが楽しくてたまらなかった。
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小さな成功体験が自信をくれた
ハングルが少し読み書きできるようになった。
じゃあ、アプリで韓国人と会話してみるのもいいかも?
会話するには、自己紹介くらいは出来るようにならないとな。
そう思って、自己紹介で使えそうなフレーズを覚える。
そして覚えたフレーズをさっそく使ってみる。
そうすると、つたないながらにも会話ができた。
「できた」という小さな成功体験で自信を得た私は、また別の韓国人と会話してみる。
「韓国語、上手ですね!」
そう言われるのが嬉しくて、会話するたびに「韓国語を勉強してまだ1ヶ月です」と初心者をアピールしていた。
実際は全然韓国語は上手くなかったし、文章も不自然だったし、知っている語彙も限られていたんだけど、少しでも韓国語を使うと「上手ですね」と言ってもらえた。
そうやって小さな小さな成功体験を積み重ねることで、どんどん自信もついていった。
韓国語が教えてくれた学ぶことの喜びと楽しみ
韓国語の勉強は学生時代のように、強制的にやらされている勉強ではないから学ぶ楽しさが純粋に味わえる。
勉強時間も勉強方法も、自分の好きなものを選ぶことができる。
自分の好きな方法で、自分の好きなように勉強するのが楽しくて、勉強すればするほど夢中になっていった。
そして、ふと思った。
40代になっても何かに夢中になれるって、すごく幸せなことだな。
もしかすると、韓国語を学ぶことは、ただの語学習得ではなく、新しい自分に出会うことなのかもしれない。
韓国語を学ぶ前と今とでは、確かに見える景色が変わったから。
韓国語は、私の人生に新しい風を吹き込んでくれた。
学び続けると人生の景色はどんどん変わっていく
韓国語を学んで私は韓国語がわかるようになっただけでなく、「何歳からでも新しいことを学べる」ということもわかった。
好きなことをやり続けると人生が変わるということもわかったし、不可能に思えていたことも可能になるということも知った。
人生にはたくさんの扉が用意されていて、でも開けるか開けないかは本人の意志に任されていて。
扉を開けなければ同じ景色が続いていくけれど、扉を開けば新しい世界がどんどん広がる。
これからも私が学び続ける限り、また新しい景色が見れるに違いない。
次はどんな風景が待っているのだろう?
それが楽しみだから、私はこれからも韓国語を学び続けようと思う。