日本の小説を韓国語で読んでみた感想

韓国語を勉強する前から本が大好きだったのですが、韓国語の勉強を始めてからは韓国語の本しか読まなくなりました。

どうせ趣味を楽しむなら韓国語の勉強も兼ねたい!との思いから、韓国語の本ばかりをここ3年くらい読み漁っていたのですが、とはいえ日本の小説も気になるのがたくさんあって……。

本はどんな本でも、作者が書いた言葉で直接読みたいという思いから、原書が読みたい派だったのですが、初めて日本小説の韓国語版を読んでみました。

読み始めは「やっぱり原書で読みたいなぁ」という気持ちが大きかったのですが、読み進めていくうちに本の内容にどっぷり浸かってしまい、おそらくこれまで読んだ韓国語の本の中で最短で読み終わりました。

日本小説を韓国語で読むのも、なかなか面白いかもしれない。

今夜世界からこの恋が消えても

私が今回読んだ本は、一条岬さんの「今夜世界からこの恋が消えても」という小説です。

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韓国語版のタイトルは、「오늘 밤, 세계에서 이 사랑이 사라진다 해도」となっていて、日本語タイトルと同じタイトルになっています。

高校生の恋愛ストーリーなのですが、登場人物の抱える問題が結構重くて、ただの青春ラブストーリーっていう感じとはまったく違う物語となっています。

普段はこういうジャンルの小説はあまり好んで読まないのですが、私がいつも韓国語の本を読むときに利用しているRIDIで安くレンタルできたので読んでみたら、すっかりハマってしまいました。

日本小説を韓国語で読んでみた感想

韓国小説も何冊か読んだことがあるのですが、韓国語で書かれた小説と韓国語に訳された小説はやっぱり全然違うなという印象でした。

日本語から韓国語に翻訳しているので、どうしても日本語を訳しているという感じが出ていて、韓国小説ではあまり目にしないような表現だったり単語が使われていたりします。

表現の幅が韓国小説に比べると狭く感じ、だからこそ韓国語学習者にとっては読みやすくもあります。

韓国小説を読んでいるときは知らない単語や表現を辞書で引くということが度々あるのですが、今回読んだ日本小説の韓国語版は、あまり辞書を引くことなくスラスラ読めました。

途中から本の世界にどっぷり浸かってしまったので、やっぱりプロの翻訳はすごいなぁと思いました。

でも、韓国語の勉強をするならやっぱり韓国人著者の本を読むほうがいいなと感じました。

本を読みたい葛藤と韓国語を勉強したい葛藤

伊坂幸太郎さんや道尾秀介さんなど、大好きな日本人作家さんはたくさんいるので、読みたい本もたくさんあります。

でも今は韓国語を勉強したい欲が強すぎて、日本小説を原書のまま読むのか、韓国語版で読むのか葛藤しています……。

もちろん、本の内容を楽しむなら間違いなく原書で読むべきだと思うのですが、「その時間を韓国語の勉強にあてたい!」という気持ちも強くて……。

今度は小説ではなくドキュメンタリー小説?を読み始めたのですが、本を開いてみると、これまた日本の本の韓国語版でしたw

今後はもっともっと韓国語の幅を広げたいので、やっぱり韓国人作者の本を読んでいこうと思います。

それにしても、趣味を楽しみながら韓国語の勉強ができるってやっぱり最高ですね!