蔚山3日目は、またしても雨スタート。
朝は近くのパン屋でパンとコーヒーをテイクアウトして、ホテルの部屋でゆっくり朝ごはん。
東横INNの朝食付きプランは便利だと思ったけれど、昨日のような行列に並んでゆっくりおかずを選ぶこともできず、これまた窮屈な場所でご飯を食べるというのはごめんだった。
今日は晴れないにしても、雨は大丈夫だろうと思っていたから、雨が降っている外の景色を見てガッカリ。
旅行中にこんなにずっと雨が降り続けるという経験は、初めてだった。
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雨の日の太和江国家庭園
朝食のあとは、傘を片手にとりあえず観光へ。
今日行く予定だったのは屋外でお花が綺麗な場所だったので、雨だとイマイチな気はするけど、それでもせっかく蔚山まで来て観光せずに帰るのは嫌だったので、雨の中向かうことにした。
私が向かった先は、太和江国家庭園。
バスに乗って20分程度で近くのバス停に到着。まずは「십리대밭교」という大きな橋を歩いて渡ることにした。


空がどんよりしているのが本当に残念……
晴れていたらもっと綺麗だっただろうな。
橋を渡り終えると、目の間には太和江国家庭園が広がっていました。


天気のせいで、まったくテンションが上がらないこの景色(泣)
お花は綺麗なんですけど、なんせ天気が……
景色を楽しみながら……というよりも、健康のために歩いてますという感じでひたすら庭園内を歩きました。
途中、歩いていると後ろから歩いてくるおじさんに「アガッシー(お嬢さん)」と声を掛けられました。
振り返ると、靴を手に持ち裸足でウォーキングしているおじさんが、「ここは裸足専用の道だよ」と教えてくれました。
足元を見ると、確かに道がふたつに区切られていて、ひとつは裸足専用の道になっていました。
裸足で歩くとこんな効果がありますよ~という看板も立っていて、韓国って本当に健康意識が高いなぁと思った。
裸足の道の終わりには、足を洗う水場までちゃんと設置されていました。いっそのこと私も裸足で歩けば良かったかしら…
この庭園で特に目を引いたのが、竹林の中に広がった「은하수길(天の川の道)」という場所。

最初は奥が暗くて不気味に思えたんだけど、入ってみると案外明るくて全然平気でした。


幻想的で、素敵な空間でした。
庭園をぐるっとひと回りするとやることがなくなり、そのままホテルへ戻ることにしました。
不思議な雰囲気を持つ蔚山の街並み
ホテルまでバスに乗ってすーっと帰るのはちょっとさみしかったので、ぶらぶら歩いて街を観光しながら帰ることに。
蔚山って本当に不思議な都市で、都会なんだけどなんだか寂れた印象もあって、大きい道路なのに信号がないところも多い。
都会でもなく田舎でもない、中途半端な都市。
でも、ロッテ百貨店やらダイソー、オリヤンまで何でも揃っている。ご飯屋もたくさんある。
ただ、ひとつ気づいたのは、オシャレなカフェがあんまりない。
韓国ってカフェが本当に多くて、今まで行った都市はどこもオシャレなカフェがたくさんあった。
でも、蔚山にはあんまりない気がする。
EDIYAコーヒーとかスタバとか、チェーンのカフェはよく見かけるけど、ふらっと入りたくなるようなオシャレなカフェがあんまりない。
今まで行った都市と似ているようで、何かが大きく違うと感じる蔚山の街をぶらぶら歩いていると、気づいたらホテルまで帰ってきていました。
太和江国家庭園から徒歩で1時間半、実に1万歩の距離をふらっと歩いて帰ってきちゃいました(笑)
自分の韓国語力に失望する瞬間
ホテルに戻る前、ロッテ百貨店の地下でお土産用のスイーツとデザートを買うことに。
OPSというベーカリーで、バラ売りの焼き菓子を買おうと種類を選んでいると、店員さんが袋を手渡してくれました。
美味しそうな焼き菓子を5つ選んでレジに並び、パインチーズケーキもひとつ注文。
すると店員さんに、「バラ売りの焼き菓子は6つ選んでください」と言われました。
そうなん、知らんかった。
もうひとつ追加で選んで手渡すと、「これは除外品なんです」と。
え、そうなん?
仕方なく別の商品を選んで「これは大丈夫ですか?」と聞くと、大丈夫とのことでようやく購入できました。
私が商品を選んでいる間、レジには別のお客さんが来ていて会計しようとしていたのですが、「先にどうぞ」と言ってくれたので、先にお会計してもらいました。
なんか、バラ売りのシステムをよく理解してなくて、すみません……
レジで何かの番号を聞かれ、「??」という顔をしていると、店員さんが車を運転するジェスチャーをするので、韓国語で「何の番号のことですか?」と聞くと、車の番号というので、「車はありません」と答えると、ようやく会計が無事に終わりました。
韓国語がわかるとはいえ韓国の生活には慣れていないので、ふいに何かを言われるとパッと聞き取れない、意味が理解できないということが多い。
こういう瞬間に遭遇するたび、自分の韓国語力はまだまだだな…と落ち込んでしまいます。
でも、こういうのに慣れるにはやっぱり韓国に住んで、韓国のシステムというか文化というか、そういうものを理解しないと難しいですよね。
シズの韓国語 