韓国語で「みんな」を意味する言葉には、
- 여러분
- 다들
- 애들아
- 모두
があります。
でも、これらの違いって何なのでしょう?
ということで今回は、「みんな」を意味する韓国語여러분・다들・애들아・모두の違いと使い方について、説明していきます。
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「みんな」を意味する韓国語여러분・다들・애들아・모두の違いと使い方
여러분・다들・애들아・모두はすべて「みんな」という意味になりますが、使い方はまったく違ってきます。
여러분の使い方
여러분は不特定多数の人に呼びかけるときに使われる単語で、「여러분~」と呼びかけるときにも使える言葉です。
K-POPアイドルがファンに向けて何か言うとき、「여러분(ヨロブン)」と言っているのを聞いたことがある人も多いと思います。
日本語にすると「みなさん」という丁寧な言い方になり、このような場面で使われます。
여러분 덕분에 이 상을 받게 되었습니다
みなさんのおかげでこの賞を受賞できました
여러분 새해 복 많이 받으세요
みなさん、良いお年を
여러분 조용히 해주세요
みなさん、静かにしてください
다들の使い方
다들は特定のグループに対して使える単語です。
K-POPアイドルが、自分以外の他のメンバーのことを「다들」と言ったりしますよね。
여러분のように、不特定多数へ呼びかけるときには다들は使えません。
また、여러분よりも다들のほうが、少しカジュアルな言い方になります。
どんな風に使われるのか、例文を見ていきましょう。
다들 준비됐어요?
みんな準備できましたか?
다들 오늘은 어땠어요?
みんな、今日はどうでしたか?
다들 고마워요
みんなありがとう
애들아の使い方
애들아は同い年や年下相手に使う「みんな」という意味の単語です。
여러분・다들に比べると、一番カジュアルな言い方になります。
こちらも不特定多数には使われず、特定のグループに対して使われます。
どんな風に使われるのか、例文を見ていきましょう。
에들아 미안해 나 때문에……
みんなごめん、私のせいで……
애들아 힘내!
みんながんばれ!
애들아, 이거 봐 봐
みんな、これ見て
애들아は同い年や年下に対して使う言葉なので、その後に来る言葉もパンマル(タメ口)になります。
韓国ドラマを観ていると、애들아は友達同士で使われることが多いです。
모두の使い方
모두は여러분・다들・애들아に比べると、会話で使われることが少ない言葉です。
そして모두は不特定多数を指す場合にも、特定のグループに向けて言うときにも、両方使われます。
どのように使われるのか、例文を見ていきましょう。
모두 같은 생각이에요
みんな同じ考えです
모두 잠든 것 겉다
みんな寝たようだ
모두 함께 사진을 찍다
みんないっしょに写真を撮る
모두は「みんな」という意味の他にも、「全部」「すべて」という意味があります。
여러분と모두には助詞が付けられる
「みんな」を表す単語の中で、여러분と모두だけ助詞を付けることができます。
어러분이 축하해 주셔서 정말 기뻤습니다
みなさんが祝ってくださってとても嬉しいです
모두가 서로를 도와야 해요
みんなが助け合わなくてはいけません
다들と애들아には助詞(~が、~を等)を付けることはできません。
また、여러분と모두には複数形の「들」を付けることもできます。
- 여러분들
- 모두들
日本語でも「皆様方」「みなさんたち」という言葉があるように、韓国語でも複数形を付けて使う場合もあります。
呼びかけるときに使えるのは여러분と애들아
「みんな~」と呼びかけるときに使えるのは、여러분と애들아だけです。
「여러분~」「애들아~」とは言いますが、「다들~」「모두~」とは言いません。
そのため、다들と모두は単独で使われることがなく、必ず文章になります。
여러분・다들・애들아・모두の違いと使い方まとめ
「みんな」を意味する韓国語には여러분・다들・애들아・모두とありますが、それぞれ使う場面が異なるので、気をつけましょう。
どういう場面で使われるのかをまとめると、
- 여러분:不特定多数を指す場合
- 다들:特定グループを指す場合
- 애들아:同い年や年下の特定グループを指す場合
- 모두:不特定多数や特定グループを指す場合
このようになります。
呼びかけるときに単独で使えるのは、여러분と애들아で、여러분と모두には助詞や複数形の들が付けられます。
また、여러분が一番丁寧な言い方になり、애들아が一番カジュアルな言い方です。
それぞれニュアンスや使い方が異なるので、使いながら感覚的に覚えていくことをおすすめします。