京畿道は日本でいうとどこ?関東地方との共通点と違いを徹底解説!

韓国の都市といえば、ソウルが最初に思い浮かぶ人がほとんどだと思いますが、韓国人と会話していると「京畿道(キョンギド)」という地域もよく耳にします。

京畿道は、韓国のソウル近郊の重要エリアを指しますが、日本でいうとどこになるのでしょうか?

今回は、京畿道を日本の地域に例えるとどこになるのか、そして関東地方との類似点や違いを詳しく解説していきます!

これを読めば、京畿道というのがどの地域を指すのか、韓国の地理情報はどうなっているのかということが理解できるようになり、韓国人との会話も弾むようになりますよ。

京畿道とは?基本情報をサクッと解説

京畿道とは、ソウルを取り囲んでいる地域のことで、「京畿道=ソウル」ではありません。

ソウルよりも京畿道のほうがだいぶ広い地域ですね。

京畿道は人口が約1360万人程度で、韓国で一番人口の大きな都市になります。

大きさでいうと埼玉県よりも少し大きいくらい。

ソウルへのアクセスが良く、都市部だけでなく自然や歴史もバランスよく揃っているので、韓国の経済や文化のハブとして重要な都市です。

京畿道の道庁所在地は水原(スウォン)市。

歴史的な城郭「華城」で有名な都市ですね。

京畿道を日本でいうとどこ?関東地方との比較

ソウルが東京だとすると、京畿道は関東地方という感じ。

大都市圏のベッドタウン的な役割で人口密度が高く、経済活動が活発です。

東京を取り囲む埼玉県や神奈川県と似たような位置で、京畿道にある水原や城南がちょうど横派や川崎といった感じの都市になります。

観光地で説明すると、京畿道の水原がちょうど神奈川県の鎌倉という感じで、歴史的な魅力のある街ですよね。

また、横浜には八景島シーパラダイスやコスモワールドなどのテーマパークがありますが、京畿道にもエバーランドという遊園地があるところも似ているポイントです。

京畿道と日本の首都圏の違い

日本だと47都道府県があって、その中に市や郡、区があって…という形になっていますが、韓国は行政区画が日本と少し異なります。

韓国には大きく分けて、以下のような行政単位になっています。

  • 特別市:ソウルのみ該当
  • 広域市:釜山、大邱、仁川などの大きな都市
  • 道:京畿道、江原道、忠清道など、日本の県のような広域エリア

日本でも大きな都市には「区」がありますが、ソウルや釜山にも「江南区」や「海雲台区」などの区があります。

また、京畿道や江原道など広域エリアには、水原市や江陵市などの「市」があります。

韓国の広域市
  • 釜山
  • 仁川
  • 大邱
  • 大田
  • 光州
  • 蔚山
韓国の「道」がつく広域エリア
  • 京畿道
  • 江原道
  • 忠清北道
  • 忠清南道
  • 全羅北道
  • 全羅南道
  • 慶尚北道
  • 慶尚南道
  • 済州道

京畿道には見どころもいっぱい!

韓国といえばソウルを思い浮かべる人が多いですが、韓国旅行をするなら京畿道も見どころ満載です!

京畿道はソウルから電車やバスで30分~1時間程度で行け、有名な観光スポットもたくさんあります。

たとえば水原(スウォン)には、歴史的建造物を楽しめ、水原カルビも有名です。

水原市以外にも京畿道にはドラマのロケ地やテーマパーク、韓国民俗村などもあるので旅行先としてもおすすめですよ。

ソウルに飽きたという方は、京畿道の都市に行ってみるのもいいかもですね。

まとめ:京畿道は日本の「関東地方」に似た魅力的なエリア

京畿道は都市の名前ではなく、ソウルを取り囲む広範囲の地域を表す行政区画のひとつです。

埼玉県や神奈川県、千葉県のような首都圏、関東地方という感じですね。

人口が多く経済も活発で、旅行先としても魅力的なスポットがたくさんある地域です。

京畿道のように、江原道や慶尚道も韓国人と会話しているとよく聞く地域なので、韓国の地理情報を頭に入れておくと、会話の内容も理解しやすくなりますよ。