今年の目標の一つ、
韓国文学翻訳院の翻訳新人賞に応募する
を、遂に達成しました!!!
初めてのウェブトゥーン翻訳…というよりも、翻訳自体が初めてだったわけですが、なんとか無事に翻訳を完成させ応募することが出来ました。
翻訳の知識なんて皆無に等しく、本当に素人の私が無謀ともいえる挑戦をしたわけですが、試行錯誤しながら翻訳するのはすごく楽しく、いい経験となりました。
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ウェブトゥーン翻訳で一番難しかったこと
ウェブトゥーンを翻訳する中で一番難しかったことは、効果音、いわゆる「オノマトペ」でした。
韓国語のオノマトペは日本語と似ているものもあるにはあるのですが、そのほとんどが全然違う感じで…
歩く音一つとっても、
- とことこ
- コツコツ
- どしどし
など、誰が歩いているのか?何を履いているのか?どこを歩いているのか?によってその音は変わってきます。
また、日本語にはひらがなとカタカナがあるので、効果音をひらがなにするのかカタカナにするのか、ということでもすごく悩みました。
普段何気に読んでいた漫画ですが、よくよく考えたら漫画ってめちゃくちゃ効果音出てきますよね!
ウェブトゥーン翻訳をするなら、普段から漫画を読んでオノマトペの引き出しをたくさん用意しておかないとダメですね。
タイトルをどう翻訳するか問題
翻訳新人賞は内容の翻訳だけでなく、タイトルの翻訳もしなければなりません。
今回私が翻訳したウェブトゥーンの韓国タイトルが、「도롱이」だったのですが、最初これ見た瞬間、
도롱이って何!?
ってなりました…
ググって意味を調べるも、しっくりくるものが全然出てこなくて…
結局このタイトルは、全73話読破して決めました。
翻訳に役に立ったこれまでの経験
これまで翻訳に関わったことは一度もないのですが、それでも役に立ったなと思うことがありました。
まず役に立ったのは読書の経験。
本が好きでこれまでいろんなジャンルの本を大量に読んできたのですが、そのおかげで表現できる言葉の幅は確実に広がったんじゃないかなって思います。
そしてブログをこれまで書いてきたことも、考えや感じたことを文字に落とすという作業が翻訳にも少なからず役に立った気がします。
今までいろんなジャンルの違う仕事を経験してきて何度も実感したことなのですが、全く違うジャンルの知識や経験でも活かせる場面って絶対あるんですよね。
今回の翻訳は私がこれまで勉強してきた韓国語の知識だけでなく、すべての経験を動員して完成させたといっても過言ではありません。
翻訳して感じたこと、思ったこと
翻訳って韓国語力よりも、むしろ日本語力の方が必要だなと感じました。
いかに日本語の表現力があるか、いかにその韓国語にふさわしい日本語をピックアップして当てはめられるか。
単純に「韓国語」を「日本語」に変換するのではなく、目に見えない部分や書かれていない部分までしっかり読み取り、それを日本語で上手く表現する。
なんていうか、翻訳ってクリエイティブな要素もあるなって思いました。
昔から国語が得意で本(活字)を読むのが好きだったので、翻訳作業は本当に興味深く面白い経験でした。
結果がどうであれ挑戦することに意味がある!
翻訳新人賞の結果は11月中旬に分かるそうですが、応募した時点で私の挑戦は終わったので、結果は気にせず新たな挑戦に向かいます!
もちろん、応募するからには受賞したいですが、一番大事なのは受賞することではなく挑戦する過程だと思っています。
翻訳経験もない私が翻訳コンテストにチャレンジしたこと、そして未熟ながらも翻訳をすべて完了させられたこと、よくやった!って自分を褒めてあげたいです^^
いい経験になったし、いい勉強にもなったし、自信にもなりました。
やっぱり挑戦ってその過程で得られるものが大きいですね!