「手を洗う」
「顔を洗う」
「頭を洗う」
「服を洗う」
「皿を洗う」
日本語だと全部「洗う」で表現できるのに、韓国語はそれぞれ単語が違います。
何を洗うかによって使う単語が違ってくるため、しっかり使い分けができないとおかしな韓国語になってしまう…
ということで今回は、「洗う」の韓国語の使い分けについて、まとめていきたいと思います!
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手・顔・足などを洗う:씻다
まず、手や顔、足などの体の一部分を洗うときには、씻다という単語が使われます。
- 손을 쌋다=手を洗う
- 얼굴을 씻다=顔を洗う
- 발을 쌋다=足を洗う
また、顔を洗うときには「세수하다」という単語も使われます。
ちなみに体を洗うときには몸을 씻다とは言わず、샤워하다(=シャワーする)と言います。
お風呂に入るときには、「목욕하다(=沐浴する)」という単語が使われます。
ただ、韓国は基本的にユニットバスで、日本のように毎日お風呂に入る文化はないので목욕하다よりも샤워하다のほうがよく使われている印象です。
その他、씻다は「그릇을 씻다」のように、「皿を洗う」と言うときにも使われる単語です。
皿洗いに関しては「설거지하다」という単語もあり、こちらは「洗い物をする」「食器洗いをする」という意味になります。
頭(髪)を洗う:감다
体の一部分を洗う時には씻다が使われますが、頭(髪)に関しては씻다ではなく、감다が使われます。
머리를 감다=頭(髪)を洗う
감다には「目を閉じる」という意味もありますが、もともとは「깜다(真っ暗だ)」だったのが弱くなって감다になったのだとか。
髪の毛を洗うときは目を閉じるので、「目を閉じる」という意味の감다と覚えておくとわかりやすいですね!
服を洗う:빨다
服を洗うとき、つまり洗濯物に使われる「洗う」には「빨다」が使われます。
셔츠를 빨다=シャツを洗う
また、「세탁하다(=洗濯する)」という単語も洗濯するときに使われる単語です。私たち日本人にとっては漢字語のこちらの方が覚えやすいかもですね。
ただ、洗濯するという単語はもう一つ、「빨래하다」という単語もあります。
何が違うのかというと、세탁하다はクリーニング屋やコインランドリーを利用するときに使われ、自宅で洗濯するときには빨래하다が使われます。
その他「洗う」に似た韓国語の表現いろいろ
「すすぐ」や「シミを取る」など、その他「洗う」に関する韓国語も気になったので調べてみました。
- すすぐ=헹구다
- (服の)シミを取る=얼룩을 지우다
- 車を洗う=세차하다
- 米を研ぐ=살을 씻다
- うがいをする=가글하다
- 足を洗う(※悪いことを止める)=손을 씻다
こうやってみると、씻다は結構幅広く使える単語ですね。
そして日本語で悪いことから手を引くことを「足を洗う」と言いますが、韓国語では손을 씻다と足ではなく手を洗うと表現するようです。
韓国語はこうやって派生的に関連する単語も一緒に覚えるようにすると、一つ一つバラバラに覚えるよりも覚えやすいです!