災難が重なることを日本語では「ふんだりけったりだ」なんて言いますが、韓国語ではこのように言います。
이리 치이고 저리 치이다
치이다には「邪魔される」という意味があり、이리저리で「あちこち」という意味があるので、直訳すると「あちこちで邪魔される」ということですね。
そう考えると日本語の「ふんだりけったり」は、踏まれたり蹴られたりしているのではなく、踏んだり蹴ったりしているというところがちょっと不思議ですよね。
調べてみると、「ふんだりけったり」には、重ね重ねひどい目に遭うという意味の他に、ひどい目に遭わせるという意味もあるようです。
現在では被害を受けるほうの意味でよく使われますが、反対の意味も実はあったんですね。
日本語に比べると韓国語の이리 치이고 저리 치이다のほうが、直訳そのままでわかりやすいですよね。
こういう表現を覚えておいて会話で使えれば、よりネイティブっぽく聞こえて「おっ」と思われるかも。