韓国語でカナヅチ(泳げない人)は맥주병(ビール瓶)!?

まったく泳げない人のことを日本語では「カナヅチ」と言いますが、実はこれに似た表現が韓国にもあります。

韓国ではカナヅチのことを맥주병(ビール瓶)と表現します。

日本語のカナヅチは、水にいれると沈んでしまうことから泳げない人を表現する言葉になりましたが、韓国語の맥주병(ビール瓶)は水に入れても沈みません。

ではなぜ맥주병と呼ぶようになったのかというと、中身の入ったビール瓶を水に入れると、上の部分だけ水面に出たまま浮かんだり沈んだりをくり返すことから、その様子を泳げない人水の中でもがいている様子に見立ててこう呼ぶようになったのだとか。

日本語のカナヅチは沈むというシンプルな理由で泳げない人を指しますが、韓国語はそれよりもっと、泳げない人を描写している맥주병で表現されるなんて、面白いですよね。

ちなみに日本ではほとんどの小学校や中学校にプールが設置されていて水泳の授業がありますが、韓国ではプールが設置されている学校があまりありません。

日本のように水泳の授業も行われておらず、韓国の人は水泳を学校ではなく水泳教室で習うのだとか。

そんな中、2014年に発生した痛ましいセウォル号沈没事件により、水上安全教育プログラムが取り入れられました。

とはいえ、日本のように水泳の授業がない韓国では、맥주병人口が多いようです。

韓国ドラマを観ていると、水に飛び込んで人助けするシーンなどがよく出てくるので、韓国では泳げない人が多いというのは少し驚きですよね。