「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」の課題作である2作品のうち、1作品の一次翻訳が完了しました…!!
あ、一次翻訳とは、とりあえず全文日本語に訳したということです。
ストーリーを把握するために「とりあえず」で訳しただけなので、まだまだ不自然な部分はたくさんあります。
一次翻訳が終わったのでこれから部分的に修正していき、さらに翻訳の精度を上げていこう!と思ったのですが…
ここでとある壁にぶつかりました。
当サイトにはプロモーションが含まれます。
課題作品を一通り読んだものの、ストーリーがいまいち理解できない…
最後まで課題作品を読み終わったとき、こうなりました。
…え?どういうこと??
私の韓国語読解力が足りないのか、それとも単純に物語の読解力が足りないのか…もしくはその両方なのか。
とにかく一回読んだだけではストーリーがちゃんと理解出来ませんでした(汗)
実は今翻訳している課題作、私があまり好きじゃない内容で、正直読み進めるのも辛かったんです。
でもストーリーをイマイチ把握できてないから、もう一回…どころか、あと3回くらいは読み直さないといけない気がする(泣)
なんていうかこの課題作、考えさせられるストーリーではあるのですが、決して心が穏やかになったりスッキリしたりとポジティブな気持ちになる話ではないんですよね。
一言で言えば人間のダークな部分を描いた話?
他のジャンルの作品で例えるなら、「笑うセールスマン(←古すぎ?w)」とかネトフリの「ブラックミラー」とかそんな感じの雰囲気ですね。
ストーリーを理解するために韓国人の解釈や分析を調べました
本って大体ネット検索すると、誰かが考察してたり分析してたりするじゃないですか。
なので私も課題作を深く理解するため、韓国人の解釈や分析記事を読んでみました。
それらを読んでやっと、
なるほど。そういうストーリーね。
と理解できました。
作家は本を書くためにあれこれ綿密に調べると言いますが、翻訳者もその本の内容をちゃんと理解して翻訳するためには、「調べる」という作業がとても重要ですね。
翻訳すればするほど、翻訳の奥深さが見えて本当に面白いです。
翻訳には想像力が必要なのかもしれない
自分が実際に翻訳作業をするまでは、翻訳って単純に語学力と語彙力があれば出来るものだと思っていました。
でも翻訳って、文章として目に見えている部分だけを訳すのではなく、その背景だったり作者の意図だったりを想像してそれを上手く日本語で表現しなければいけない。
仕事の仕方は人それぞれだから、翻訳者がみんな同じ方法・同じ考え方で翻訳しているわけではないと思うけど、他の人とは違う自分だけの翻訳をしようと思ったら、やっぱり想像力ってすごく大事な気がします。
翻訳をすることで個人的にいろんなことを学べているので、とてもやりがいがありすごく楽しいです。
満足のいく翻訳にはまだまだ程遠いけど、一歩ずつ確実に前に進んでいこうと思います。