【巨済島旅行記⑦】本屋で出会った一冊の本

韓国旅行4日目は、長距離移動をしたくなかったので、観光ではなく近くをぶらぶらすることにしました。

知らない街を歩くだけでも楽しい♪

まず行きたかったのが、本屋。

本が大好きなので、本屋で本を探しているだけでも楽しい♪

巨済島はソウルや釜山のように大きな本屋さんはなさそうでしたが、ホテルから徒歩20分くらいの場所に本屋があったので、そこに行くことにしました。

ホテルの周辺は観光地とは違い、市街地なのでご飯屋さんやカフェ、服屋さんや化粧品店など、いろんなショップが立ち並んでいます。

歩きながらふと、メガネ屋さんが結構多いなぁと思いました。

学歴社会の韓国は学生時代から勉強漬けの日々なので、目を悪くする人が多いのかな?

本屋のほうに向かって歩いていると、だんだん人気が少なくなっていき、静かな雰囲気になっていきました。

私は都会のごちゃごちゃした感じがあまり好きではないので、旅行していてふっと落ち着いた風景に出会うと、なんだかホッとします。

普段は徒歩20分の距離を歩くことなんてほとんどありませんが、旅行中は周りの景色が新鮮だからか、長く歩いていてもあまり疲れません。

周りの景色を楽しんでいると、あっという間に本屋に到着しました。

韓国語で書かれた日本語学習の本もなかなか面白い

今回私が訪れた本屋は「巨済文庫」というところだったのですが、あまり大きくはなく、平日の午前だったからかお客さんも全然いませんでした。

ここは2Fなのですが、ここは参考書や学習書のコーナーみたいです。

日本語学習の本がちょっと気になったので、手にとってみた。

表紙が可愛い(*´∀`*)

座って本を読めるコーナーがあったので、そこでパラパラと日本語学習の本をめくってみたところ、なかなか面白かったです。

誰かがSNSで、「韓国語で書かれた日本語学習の本で韓国語を勉強するのもアリ」なんて言ってたけれど、確かにアリかも。

この日本語表現はこんな韓国語表現に訳されるんだな、というのもあり、韓国語毒学歴4年の私も「なるほどー」って思う部分がありました。

本屋で出会った一冊の本

自分のお土産用に本を何冊か買いたいなと思っていたのですが、あまり大きな本は思いし荷物になるので、持って帰りやすい本を探そうと思いました。

私はエッセイや詩が好きなので、そのコーナーを見ていたのですが、とある本が目に入ってきました。

「마흔에게」というタイトルの本。

私は45歳なので、この마흔에게というタイトルが、自分に向けて書かれた本のように感じてしまいました。

마흔에게の意味

마흔は40という意味で、에게は助詞の「~へ」という意味になります。

著者は나태주(ナ・テジュ)。

なんか聞いたことあるぞ、と思い調べてみると、「花を見るように君を見る」の著者でした。

韓国では有名な詩人で、韓国ドラマの中でもナ・テジュの詩が読まれるというシーンがいくつかあるようです。

今後、韓国のサイバー大学で詩の創作についても学びたいと思っているので、参考にしようと思います。

ほっこりしたレジでのやりとり

手に取った本をレジに持っていくと、「まだ会員登録されてないですよね?いま会員登録いただくと、すぐに10%割引になりますよ」と言われました。

「旅行でここに来ているので……」

そう答えると、

「あぁ、別の地域から来られたんですね」

と言われたので、「日本から来ました」と答えると、レジのおばちゃんがビックリしてフリーズしてました(笑)

「韓国語がすごくお上手ですね」

「いえいえ、まだまだです」そう言いながらも、心のなかではにんまりしてしまいました。

「좋은 하루 되세요」

(よい一日を)

最後にそう挨拶すると、にっこり笑って見送ってくれました。

この一連のやりとりで、ちょっとほっこりしちゃいました。