激音・濃音の発音の仕方と覚え方のコツ

韓国語を勉強して日本人なら誰もがつまづくのが、激音・濃音の発音だと思います。

激音というのは、

ㅊ・ㅋ・ㅌ・ㅍ

の発音で、濃音というのは、

ㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉ

の発音のことです。

今回はこの激音と濃音の発音の仕方とおぼえ方のコツについて、説明していきます!

韓国語の激音・濃音の発音の仕方

激音と濃音の発音の仕方を簡単に説明すると、前に小さい「ッ」が付く感じ。

  • 피곤하다=ッピコナダ
  • 꿈=ックム

ただ、激音と濃音の発音の仕方には、少し異なる部分があります。

激音の発音の仕方

激音は前に小さい「ッ」を付けて、破裂させるような音で発音をします。

例えば「痛い」という意味の아프다は、日本語にすると「アップダ」と発音しますが、「プ」を発音するときは息を吐き出すように発音します。

口の前に手のひらをかざして「アップダ」と発音したとき、「プ」のところで手に息が吹きかかっていればOKです。

濃音の発音の仕方

濃音も激音と同じく前に小さい「ッ」を付ける感じになりますが、音は破裂させません。

つまり、濃音は激音のように発音するとき息を吐き出しません。

例えば「忙しい」という意味のの「바쁘다」。

日本語にすると「パップダ」ですが、「プ」の発音のとき、激音のようには息は吐き出しません。

こちらも口の前に手のひらをかざして発音してみると、正しい発音がわかりやすいです。

「プ」の発音のときに手のひらに息がかかる人は、「바쁘다」ではなく「바프다」の発音になってしまっています。

激音・濃音の発音のコツ

激音「ㅊ・ㅋ・ㅌ・ㅍ」は、前に小さい「ッ」を付けて発音すると、正しい発音に近くなります。

  • 가치=カッチ
  • 칼=ッカル
  • 타다=ッタダ
  • 팔=ッパル

そして濃音「ㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉ」は、前に小さい「ッ」を付けた上で、濁音がついているように発音すると、正しい発音に近くなります。

  • 꿈찍하다=ッグンジッカダ
  • 따뜻하다=ッダッドゥッタダ
  • 바쁘다=パッブダ
  • 짜다=ッジャダ

ㅆに関しては例外で、濁音化せずに小さい「ッ」を付けるだけでそれっぽい発音になります。

完全に濁音化するわけではありませんが、激音のように破裂音にはならないため、少し濁って聞こえます。 

激音・濃音の発音を覚えるコツ

激音・濃音の発音を覚えるコツは、あまり深く考えないことです。

発音の仕方を覚えてもあまり意味がない

激音の発音の仕方について調べてみると、

息を強く出す

と説明されていて、濃音の発音の仕方を調べると、

息を出さずに詰まらせるようにして発音する

なんてことが書かれてあります。

でも、説明どおりに発音しようとすると、すごくぎこちなくなっちゃいませんか?

実際会話するときも、いちいち発音の仕方を考えてる暇なんてありません。

そんなの考えたらスムーズに会話できないし……。

だから発音の仕方を覚えても、実はあまり意味がなかったりします。

何度も練習するとなんとなくわかるようになる

韓国語の発音を習得するには、何度もひたすら練習するしかありません。

ネイティブが話すのを聞いて、それを真似して発音してみる。

これをくり返していると、そのうちなんとなーくわかってきます。

日本語だって、私たちは発音の仕方を学んだから発音できるようになったわけではないですよね?

子供の頃は上手く発音できなくて、

ありがとごじゃーます

のようにしか発音できなくても、年齢を重ねるとちゃんと「ありがとうございます」って発音できるようになる。

それは日々、その言葉をくり返し使って練習しているからだと思うんです。

これと同じで、韓国語も日々くり返し練習していたら、いつの間にか発音できるようになります。

完璧に発音できなくてもOK!

正直、私も完璧に正しく激音・濃音が発音できてるかと言われたら…わかりませんw

ただ、韓国人と会話していて、相手には伝わらないということはありません。

多少発音がおかしくても、話の流れや前後の文脈で意味は通じるので、そこまで神経質にならなくても大丈夫ですよ。

私はとりあえず、相手に自分の言いたいことが伝わればOK!って思ってます。

激音・濃音の発音の仕方と覚え方のコツまとめ

私、韓国語の勉強で大事なことって、

深く考えない

ことだと思うんです。

だって、発音の方法をいくら考えたところで、実際に発音練習をしてなかったら絶対上手くならないですよね?

でも、発音の仕方を知らなくても、ネイティブを真似して何度も何度も練習していたら、発音できるようになります。

だから発音でそんなに悩む必要なんてないんですよ!

最初はなんとーなく感覚で聞こえたままに発音してればOK!

韓国語の勉強は、あまり深く考えずに適当に楽しく勉強することが上達するコツです。