韓国語の勉強を始めて3年、当初の目的だった「韓国ドラマを字幕なしで観れるようになる」「推しの韓国語が理解できるようになる」というものは無事に達成できた。
いま思えば、目標を細かく設定して、それに沿って勉強してきたことが良かったんだなと思う。
何か目的を達成するためには目標設定をすることが大事だとはいうけれど、正直これまではその「目標設定」というものをどのようにしていいのかわからなかった。
でも、韓国語の勉強を通じて、目標設定のやり方だったり、なぜ目標設定が大事なのかということが身にしみてわかった。
目的、例えば「韓国ドラマを字幕無しで観れるようになる」というものは、果てしなく遠いゴールに思える。
ゴールが果てしなく遠く感じると、自分がそこに到達することが想像できなくなる。
目的の実現が想像できないと、人はそこに向かって努力することができなくなる。
だから「韓国ドラマを字幕無しで観れるようになる!」という目的を持って韓国語を勉強しても、なかなか韓国ドラマを字幕無しで観れるようにはならないのだ。
だから目的を達成するための「目標」が大事になってくる。
そしてこの目標は、細分化する必要がある。
例えば韓国ドラマを字幕無しで観れるようになるというのが目的ならば、その目的を達成するためには何をする必要があるのかを考えてみる。
そして語彙を増やさなくてはいけないと考えたなら、次は語彙を増やすためには何をするべきかをまた考える。
語彙を増やすためには単語を覚えなくてはいけないと考えたら、次は単語を覚えるために何をするかをまた考える。
こうやって「目的を達成するためには何をするべきか」を細かく考えていき、自分が達成できそうな目標を設定する。
単語のテキストを毎日1ページやる。
単語を1日10個覚える。
こんな風に目標を設定し、それを忠実にこなしていると、小さな歩みながらも確実にゴールに向かって進んでいく。
そしてその小さな歩みが半年後、1年後、3年後には、大きな歩みとなってものすごく進歩している。
私の場合、韓国語で会話できるようになりたいという目的のために、「毎日韓国人と会話する」という目標を立てていた。
そして、3ヶ月間毎日韓国人と会話していたら、下手くそながらもある程度会話ができるようになった。
さすがに「毎日韓国人と会話する」という目標は、難易度が少し高すぎるかもしれないけれど、このように難易度が高い目標を設定すると、短期間で驚くほどに韓国語力を伸ばすことができる。
この他にも私は、「ハングル検定準2級を満点合格する」「TOPIK初受験で6級に合格する」など、難易度高めの目標設定をし、自分を追い込むことで韓国語力を伸ばしてきた。
「ハングル検定準2級を満点合格する」という目標は、あまりにも難易度が高すぎてまったく達成はできなかったけれど、結果的には韓国語力がものすごく上がった。
だから無理めの目標を設定し、そこに向かって勉強するというのも、韓国語の実力を伸ばすにはいい方法だと思う。
目標はあくまでも目的を達成するための小さなゴールであり、そこは目的地ではないのでたどり着けなくてもまったく問題はない。
難易度低めの目標を設定して達成感を味わうのもいいし、難易度高めの目標を設定して勉強をゲームのように楽しんでしまうのもいい。
とにかく、目標を細分化してその目標に向かって勉強していると、果てしなく遠く思えていたゴールにも、到達することができる。
きっと難しく思えることも、分解していけばそこまで難しくなく、すべてのことは私たちが思っているよりシンプルなのかもしれない。