韓国語の勉強をしていると、いろんな韓国語学習者が目に入る。
中にはとんでもなく短期間で上達した人や、韓国語力がものすごく高い人、韓国企業で働いていたり、通訳・翻訳の仕事で韓国語をフルに活かしている人もいる。
そういうすごい人たちを見て、「私なんて……」と思う人も多いかもしれないけれど、私は絶対に「私なんて……」と思わないようにしている。
「それに比べて私なんて」
そんな風に誰かと比較することは、自分を無能にするでしかないからだ。
「私なんて」に続く言葉はいつも、「全然ダメだ」みたいな否定的な言葉しかない。
そうやって自分のダメさに落ち込み、自分には才能がないのだとあきらめてしまう。
私はそうはなりたくないから、こう思うようにしている。
「あの人も出来たのなら、私にも出来る」
あの人より自分に才能がないならば、あの人よりも頑張ればいい。
私は私が天才でないことはわかっているから、量で勝負することにしている。
韓国語は量をこなせば上達する。
きっとどんなことも、ある程度量をこなせばある程度できるようになるのだと思う。
もしかしたら私たちが「天才」と思っている人のほとんどは、才能がある人ではなく誰よりも愚直に努力した人なのかもしれない。
だから人と比べるときは、「あの人と同じくらい私は努力をしているのだろうか?」と考える。
韓国語をネイティブレベルで話せる人、
韓国企業で働いている人、
通訳・翻訳の仕事をしている人、
私はその人たちを同じくらい努力をしている?
自分ができないのは才能がないからではない。努力の量が足りないからだ。
あの人のようになりたいのなら、最低でもあの人と同じくらいは努力しなくちゃいけない。
場合によってはそれ以上に努力しなくちゃいけない。
「私なんて……」そんな風に思うのなら、もっともっと努力しなくてはいけない。