韓国人の会話や韓国ドラマでもよく出てくるのが「~더라고」という表現。
「~더라고」は自分が過去に経験したことを誰かに話すときに使う表現で、日本語にすると「~だったんだよ」という感じになります。
韓国語には「했어」のような過去形がありますが、
어제 방탄소년단의 콘서트에 갔어.
너무 멋있었어.
친구하고 다시 가고싶네 하고 있었어.
昨日バンタンのコンサートに行ったよ。
めっちゃかっこよかったよ。
友達がまた行きたいねって話てたよ。
このように過去形ばかり使うと、ちょっと不自然な感じになっちゃいますよね。
でも過去のことを話すときに「~더라고」を使うと、もっと自然になります!
そこで今回は、「~더라고」の意味や使い方について解説していきたいと思います。
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~더라고の意味と使い方
~더라고の意味と使い方は、いくつかあります。
①自分が過去に経験したことを相手に話すとき
まず、会話でよく使われるパターンが、
自分が過去に経験して初めてわかったことを相手に話すとき
です。例えば、
지난달에 제주도에 갔다왔는데 바다가 엄청 예쁘더라고.
先月チェジュ島に行ったんだけど、海がすごく綺麗だったの
このように、自分が経験したことを相手に話すとき~더라고を使います。
②自分を客観視したり自分の感情や気持ちを話すとき
これも会話でよく使われるのですが、
自分を客観視したり、当時の自分の感情や気持ちを話すとき
このような場合にも~더라고を使います。
한국을 여행 하다 보니까 사람들이 친절해서 고맙더라고.
韓国旅行をしたら、人が親切でありがたかったよ。
このように、当時の自分の感情や気持ちを相手に話すときにも~더라고を使います。
③何かの状況や誰かの行動などを話すとき
~더라고は何かの状況や誰かの行動などを相手に話すときにも使います。
바쁘게 일하니까 체중이 5킬로 빠져 있더라고.
仕事で忙しくしてたら体重が5キロ落ちてたの。
딸이 한국에 많이 가고 싶어 하더라고.
娘が韓国にすごく行きたがってたのよ。
このように、「体重が落ちていた」というような何かの状況や、「娘が行きたがっていた」というような誰かの行動などを話すときにも~더라고を使います。
過去形と~더라고の違い
過去の経験や感情はもちろん過去形でも表せますが、ただの過去形と~더라고には大きな違いがあります。
例えばこのような文章。
지난달에 제주도에 갔다왔는데 바다가 엄청 예뻤어.
先月チェジュ島に行ったんだけど、海すごくが綺麗だったよ。
過去形にすると、「チェジュ島の海が綺麗だった」という事実を伝えるだけの文章になり、そこに特別な感情は入りません。
でもこの文章を~더라고にすると、
지난달에 제주도에 갔다왔는데 바다가 엄청 예쁘더라고.
先月チェジュ島に行ったんだけど、海がすごく綺麗だったの。
ただ「綺麗だった」という事実を伝えるだけではなく、「綺麗だったの~!」というように、感情を含めた言い回しになります。
~더라고の文章の作り方
~더라고を使うときは、動詞または形容詞の現在形+더라고の形になります。
- 하다 = 하더라고
- 가다 = 가더라고
- 예쁘다 = 예쁘더라고
- 바쁘다 = 바쁘더라고
日本語にすると「~だったよ」と過去形になるので、예뻤더라고としてしまいがちですが、現在形に~더라고をつけるだけでOK。
自分が過去に経験したことを相手に話すとき、自分を客観視したり自分の感情や気持ちを話すときはすべて現在形+~더라고の形になります。
ただし、何かの状況を話すときでその状況が「~していた」という完了形になる場合は過去形+~더라고の形になります。
약을 사러 약국에 갔는데 문 닫았더라고.
薬を買いに薬局に行ったんだけど、閉まってたの
慣れるまではちょっとややこしいかもしれませんが、どんどん使っていくうちに自然に使い分けられるようになっていきますよ。
~더라고使った例文
では、ここで~더라고を使った例文をいくつか紹介していきます。
どういう場面でどういう状況のときに使うのか、確認してみてくださいね。
최근 화제가 된 고깃집에 갔는데 정말 맛있더라.
最近話題になった焼肉屋に行ったんだけど、すごく美味しかったの
유명한 배우를 봤는데 피부가 엄청 예쁘더라.
有名な俳優に会ったんだけど、肌がめっちゃ綺麗だったよ
온다고 했던데 안 오더라.
来るって言ってたのに、来なかったんだよ
한국의 겨울은 너무 춥더라.
韓国の冬はすごく寒かったよ
아무래도 포기할 수가 없더라고.
どうしてもあきらめることができなかったの
일어나니까 남편이 아침을 만들어줬더라고.
起きたら旦那が朝食を作ってくれてたの
~더라고の意味と使い方まとめ
~더라고は過去の出来事や当時の自分の感情や気持ちを話すとき、何かの状況や誰かの行動などを話すときに使う表現です。
日本語にすると「~だったんだよ」「~だったの」となりますが、あまり日本語で考えずに、何度も使いながらそのニュアンスを感覚で覚えていくのがベストです。
~더라고は日常会話で本当によく使う表現なので、これを機にぜひ会話で使ってみてくださいね!
使えば使うほど、~더라고のニュアンスが理解できるようになり、使いこなせるようになりますよ。