たまにSNSのDMで、「韓国語を教えて下さい!」というメッセージが来る。
そんなメッセージが来ると、いつも思う。
何で私があなたに韓国語を教えなくてはいけないのか?
フォロワーでもなく、今までやり取りをしたこともなく、どこの誰かもわからない人からいきなり「韓国語を教えて下さい!」と言われても、到底教える気にはなれない。
一度メッセージを送ってきた人に、「どういう部分がわからないですか?具体的に言っていただけると教えられる範囲で教えます」と、ちょっといじわる心で返信したら、返事は返ってこなかった。
私はDMで「韓国語を教えて下さい!」と言ってくる人には、韓国語を教えたくない。
見知らぬ人に「韓国語を教えて下さい!」という人に韓国語を教えたところで、絶対に伸びないと思うからだ。
韓国語が知りたいなら、知りたいという気持ちが強いなら、とっくに自分で勉強を始めているだろう。
何から始めたらいいかわからない、だから韓国語ができる人に教えてもらおうという発想の人は、他力本願で何かを得たいけど自分では何もしたくないという努力もしないタイプの人間だ。
そんな人に韓国語を熱心に教えたところで、上達するわけがない。
韓国語は韓国語が出来る人に教わったからといって、出来るようになるものではない。
どれだけ素晴らしい先生に教えてもらっても、留学して素晴らしい語学堂で学んだとしても、本人の努力なしでは絶対に上達しない。
韓国語が出来るということは、それだけ努力をしてきたということだ。
私だってそれなりに努力をしてきて韓国語を習得した。
韓国ドラマを観ていたら知らないうちに習得してました、なんてことはない。
だからこそ、自分で努力もせずに人に教えてもらおうとする他力本願な人に、韓国語を教えることなんて絶対にしたくない。
ましてや全然知らない人にいきなり「韓国語を教えて下さい!」だなんて、あまりにも失礼すぎる。
今までいろんな韓国語学習者の人を見てきたけど、韓国語が上手な人ほど自分で何でもやっている。
わからないことは自分で調べて、自分で考えて、自分で工夫して、何度も何度も失敗しながら、壁にぶち当たりながら韓国語力を磨いている。
努力している人は、韓国語が上手な人がどれだけ努力してきたのかを想像できるので、そんな人に気軽に「韓国語教えて」なんて言えない。
まぁ、そもそもそんな発想にはならないのだけれど。
ということで、DMで「韓国語を教えて下さい!」というメッセージが来るたびに私は思う。
あぁ、この人は韓国語が出来るようにはならないだろうなぁと。